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シニアのための現代用語備忘録

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理系の会話術

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昔、お取引先の営業マンに凄い会話力の方がいました。

商談室に入り席に座るとその営業マンが開口一番、不機嫌な顔で「〇〇さん困りましたよ」と自分に話かけてくる。

 

メラビアンの法則は鋭い

 

自分が「何かあったのですか?」と話を返すと、「良いです。〇〇さんに言ってもしょうがないですから」と言う。

何という事かこの人は自分から話を振っておきながらその話を続ける事を拒否するのです。

 

こうなると自分も意地になって聞きます。

「何ですか?聞かせてくださいよ」と執拗に求めると、その営業マンがその理由を語ります。

 

聞けばさほど深刻ではない社内の揉め事話。

こんな話を聞くために必死になっていた自分が馬鹿みたいです。

 

 

あとあと冷静に考えてみると、自分はこの商談の導入部分から会話のイニシアチブをこの営業マンに取られていたことになります。

この後の商談も、終始、彼の主導になっていました。

 

この営業マンがそこまでの事を画策して会話していたかどうかは不明ですが、とにかく頭の切れる方ですから無意識に行っていたことも考えられます。

実はこの方、バリバリの理系の方です。

 

 

営業は文系の方が向いているような事は以前は言われていましたが、現在は営業のみならずすべての職種に関してニーズの高いのが理系大学出身者です。

特に営業に関しては、専門知識で理論武装して、商談を理路整然を進めることが出来るからです。

 

先ほどの会話のやりとりは日常生活でも応用が効きます。

友達と会った時に笑顔で鼻歌まじりで会話を始める。

 

きっと友達が聞いてきます。

「何か良い事あったの?」と。

 

そしたら「内緒」と返します。

友達は執拗に聞いてくるはずです。

 

きっと友達と楽しい時間を過ごす事ができるはずです。

 

 

縁起をかつぐ人

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