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札幌の締めパフェ

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「サッチョン族は二回泣く」という言葉をご存じだろうか?

最近はあまり使わなくなっているのかもしれない。

 

学生時代の同級生に札幌出身の友人がいてよくその言葉を使っていた。

「サッチョン族」とは札幌に転勤を指示されたチョンガー(独身者)の事をいう。

 

つまり東京や大阪から札幌に転勤を命じられて妻帯者がいるサラリーマンが単身赴任で泣く泣く赴任する。

ところがいざ暮らしてみると札幌での生活がとにかく楽しい。

 

札幌中心部から住宅地までは車でも20分程度、地下鉄ならあっという間だ。

そして何よりも食事が旨いし安い。

 

 

ビール工場は札幌市内にあるから旨くないはずがない。

そしてゴルフ場やスキー場も最寄にある。

 

確かに自分も滑りに行ったことがあるが「藻岩山スキー場」から当時の150万都市の夜景を見て驚いたことがある。

新潟や長野のスキー場からこの夜景を見る事は不可能だ。

 

ましてやさらさらのパウダースノーだ。

はまらないわけがない。

 

そういつのまにかあれだけ嫌だった札幌転勤が大好きになっていたのだ。

ところが数年経つと本社から戻ってくるように辞令がでる。

 

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その時に再び泣くということで「サッチョン族は二回泣く」という言葉が生まれたというわけだ。

とにかく札幌という街は許容性があり来るものを拒まず、来てくれた人には最高のおもて成しをしてくれる街だと思っている。

 

さてその札幌には食文化発祥の地という側面もある。

味噌ラーメンは札幌が発祥と言われているし昨今では「スープカレー」なる料理も脚光を浴びている。

 

そこに新たに「締めパフェ」なる言葉がでてきた。

単純にお酒の後にラーメンではなくパフェを食べるのかと思ったらまさにその通りで驚きだ。

 

ただ発想としてはジンギスカンなど脂っこい食事の締めというイメージだ。

つまり酒を飲んでその締めというニュアンスには少々遠いような気がする。

 

つまりどちらかという男性から生まれた流行ではなく女性から生まれた流行のように感じるのだ。

ただこればっかりは自分の意見であり酒の後は甘いものという方もいらっしゃるかもしれないので否定はしない。

 

もし近いうちに札幌に行く予定が出来たらビール園でジンギスカンをつまんでその後はススキノでラーメンに行きたいと思う。

自分には飲んだ後にパフェを食べる文化は一生受入れられないからだ。

 

シニアの皆さんもまず同意見ではないだろうか?

 

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