2023年今年もハロウィンの季節がやってきた。
今月10月31日にハロウィンが行われる。
この日本風にアレンジされた祭りを、仮装の馬鹿騒ぎとみるか商業的なイベントの成功と見るかは微妙なところ。
でも現実的にコスプレ用の服や生地などが売れている。
また人が動けば飲食などの数字も動く。
一説には経済波及効果がバレンタインを抜いているという。
経済的な事だけをいえば大成功といえるだろう。
ところでこの馬鹿騒ぎをしている人達はハロウィンの本来の意味合いを知っているのだろうか?
もともとはケルト人の祭りが起源とされている。
秋の収穫を祝って悪霊を追い払う宗教的な祭りなのだ。
日本人は良きにつけ悪いにつけその無宗教感から流行の祭りは取りいれてしまう。
そもそもクリスマスもバレンタインも海外の風習だ。
普段から教会に訪れることのない日本人がクリスマスばかりは改宗したかのようにイエス・キリストの誕生を祝って盛り上がる。
クリスマスやバレンタインなど海外の風習が日本に定着するその裏に「商業の力」が働いているという。
クリスマスは1900年(明治33年)に銀座の明治屋が広めたといわれている。
またバレンタインの起源に関しては「モロゾフ」説や「メリーチョコレート」説などがあるが、少なくとも菓子メーカーが仕掛けた事は間違いないだろう。
ハロウィンに関してはこちらも諸説あるが、どうも東京ディズニーランドのイベントが関係しているようだ。
形は違うがこちらも「商業の力」が働いている。
今年もハロウィンがやってくる。
ルールを守って一晩限りの祭りならコスプレもいいだろう。
でも2023年は皆でゴミを無くす元年にして欲しいところだ。