最近、話題にものぼらなくなったけど昨日は13日の金曜日だった。
現代っ子に「13日の金曜日は不吉」という概念が無いからマスコミも取り上げない。
子供の頃はこの日が来ると不吉な事が起きるのではないかと一日中落ち着かなかったような記憶がある。
それは当時のテレビ番組や映画でこの日の恐怖感を煽るような題材が多かったからだ。
そもそも何故13日の金曜日が忌み嫌われるようになったのか?
それはイエス・キリストが磔刑(はりつけの刑)に処せられた日が13日の金曜日だった事に由来している。
生活の中にキリスト教がそこまで入っていない日本において、これだけこの定着しているというも凄い話だった。
クリスマスは商業的な力が働いて日本に定着しているので少々事情が違う。
日本人はもともと語呂合わせ的に忌み嫌われる数字を作りあげてきた。
病院やホテルには4号室や9号室が無いというものそうだろう。
4は「死」を9は「苦しみ」を連想させる。
たぶんにこのあたりの発想に13日の金曜日にリンクしてきた様に思われる。
でも最近では自分もめっきり気にしなくなっている。
旅行に行った宿で4号室や9号室を割り当てられても何とも思わない。
これは自分に限らず日本人がこの手の数字に鈍感になって来ているのかも知れない。
ポジティブな文化は子孫に伝承し、ネガティブな文化は捨てていく。
日本人もドライになっている。