冬が来る度にあの暑い夏が恋しくなる。
逆に夏になると寒い冬が恋しくなる。
オフコースにそんな内容の歌詞があった。
四季のある国に生まれて良かったとは思うがこう寒いと冬はいかがなものかと思う。
子供の頃は夏が楽しみでしょうがなかった。
でもこの歳になってくると温暖が春が一番良い。
いっその事一年中、春のような陽気の土地はないだろうか?
それはまさに日本で一番住みやすい場所のはずだ。
でもそんな土地はないだろう。
冬に温暖な場所は夏には暑いところと相場が決まっているからだ。
あえて言うなら夏場は海風により本州より涼しいとされる沖縄県ぐらいかもしれない。
とは言え沖縄の8月の平均気温は真夏日の30℃近い状況。
単に東京との比較で涼しいだけであって快適な春の陽気とはとても言い難い。
そうなると季節ごとに居住地を変えるという手段しかなさそうだ。
もちろんこの計画には経済的な余力がついてまわる。
春と秋は現在の住まい(関東)に住んで夏場は札幌、冬は那覇というのはどうだろうか?
1月から2月の那覇の平均気温は18℃とこれはかなり快適な感じだ。
ところが7月から8月の札幌は30℃超えの真夏日もあり東京よりも気持ち低いくらい。
IOCがマラソンや競歩を札幌に移転したのは調査不足も甚だしい。
となると夏場の北海道という選択肢は少々無理があるのかもしれない。
そこで考えたのが関東から近場の高地だ。
なんといっても有名なのが軽井沢。
そこで軽井沢の夏場の気温を調べてみる。
7月から8月の平均気温が20℃とこちらも快適。
ただし日によっては25℃程度になる場合もありそうだ。
という事で春秋は関東、冬は那覇で夏は軽井沢で暮らすというのが結論になった。
ただ現実問題としてモンゴルの遊牧民の様に季節ごとに生活の拠点を変える事はかなりの負担になる。
つまるところ住宅ローンを払い続けて来た愛するこの家がある土地が日本で一番住みやすい場所なのかもしれない。
住めば都。
昔の人はうまい事を言うなと思う。