ホンダが、カナダで電気自動車(EV)の新工場建設を検討していることがわかった。
車載用電池の単独生産も検討している。
2030年頃までの稼働を目指しており、重要市場に位置づける北米で生産体制を強化する。
ホンダは米オハイオ州で、26年からEVを生産する計画を公表しており、カナダの新工場は北米で2か所目の拠点となる。
オンタリオ州にある完成車工場の近くに整備する方向で検討している。
多額の投資が想定される。
ホンダは、北米でEVと燃料電池車(FCV)の比率を30年に40%、40年に100%まで引き上げる目標を掲げている。
中核部品となる車載用電池は、自前で生産することも視野に入れる。
米国では、韓国大手のLGエナジーソリューションと共同で生産する予定だ。
カナダ政府は、35年までにガソリン車など、エンジン車の販売を禁止する方針を示している。
米政府も北米で車両や電池が生産されたEVに対し、最大7500ドル(約100万円)の税制優遇を行っている。
カナダで生産を増強し、北米全体のEV販売に弾みがつくことを期待する。(読売新聞オンライン)
寒冷地であるカナダでエンジン車の販売禁止する事は考え難い。
いずれ近いうちに撤回されるだろう。
2035年にエンジン車販売禁止としていた欧州では合成燃料e-fuel使用を条件としてエンジン車の販売を認める判断をしている。
そう今は過渡期なのだ。
だからEV一択という判断をするには時期尚早なのだ。
トヨタがEV開発に出遅れているような報道を見るが市場の動向を見ているのだ。
なぜゆえエンジンの開発力で4輪市場まで駆け上がって来たホンダがこのような判断をするのか理解に苦しむ。
もちろん30年後この判断が正解だったとなる可能性は否めない。
でも今の段階は方向性を決めつける時ではない。
多くのホンダファンがそう思っているのではないだろうか?