ユニセフがアフリカや南アジアのの子供達への支援を求めているテレビコマーシャルはご覧になった方は多いと思う。
もちろん自分は募金まではしていないがその趣旨には賛同しているし、特に先進国はすべきだと思う。
ただいつも思うのがこれをいつまで続ければ問題が解決するのかという事。
支援を続ければ子供達は飢えを回避できて成長できるだろう。
その子達が大人になり安定した民主国家を作り、産業を起こして経済発展すればこの支援は無駄にならない。
でも少なくともアフリカにおいてそのような話を聞いた試しがない。
支援を受けた子供は大人になりたくさんの子供を作り、結局貧困の連鎖が延々と続く事になる。
そう解決しない問題のために多額の寄付を集めて支援が続く事になるのだ。
もちろん民主主義が定着しない土壌である事は否めない。
部族の長が出てきて武力によって権力を行使する事が日常茶飯事になっているからだ。
この構造を壊さない限りこの支援に終わりを見出す事は不可能だ。
例えば一部の地域を完全に国連の管理下において支援をしながら子供達の民主主義教育から産業構築までを一元支援する。
もちろん数十年のスパンでやらないといけないだろう。
それが出来たら他の地域へと拡大していく。
困っている人には「魚をあげるのではなく、魚の釣り方を教える」というものだ。
そうしないとアフリカの援助依存体質はいつまで経っても変わらない。
生きたお金の使い方をすべきだ。