外交におけるやりとりはもちろん直接な攻撃は避けるが、ある程度はっきり言うのが今日のスタイルだと思う。
中国外務省の報道官のようにかなり過激な言葉を使う場合もあるが、基本的には感情を抑えて冷静に確実に伝えたい事を述べる。
さて日本のスタイルはどうだろうか?
あれだけ中国船が尖閣に押し寄せても「遺憾の意」を連呼するだけだ。
国民は正直、このフレーズに辟易している。
そもそもこの「遺憾」という言葉の本来の意味をご存じだろうか?
遺憾には「謝罪」的な意味や「怒り」の意味はなく「期待した結果が出なくて残念だ」というのが本来の意味だ。
そしてこの言葉の裏側には「こちらは非常に残念だからそちらで善処して欲しい」という何とも日本的な曖昧な意味合いを含んでいる。
そもそもこの何とも情緒的なニュアンスが外国人に伝わるわけがない。
日本人は良くも悪くも直接な表現を避けるところがある。
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もっと怒りの度合を表現できる言葉に変更する必要ないだろうか?
ちなみに遺憾を英語でいうと何と表現されるのだろうか?
日本語の意味合いから推測すると「unsatisfactory(不満足な)」、「regrettable(残念な)」なあたりが一番近いのかもしれない。
要は通訳によっては非常にソフトな意味合いになる可能性がある。
それでは伝わらないのだ。
特に中国のような国には。
いっその事、今後の日本政府のメッセージは英語をしてみたらどうだろうか?
「We are very angry(私達は非常に怒っている)」。
これなら中国人の通訳もそのまま訳すだろう。
冗談抜きにこのまま遺憾砲ばかり使っていると国際的にも本当に舐められてしまう。
日本政府はTPOを考慮しながらも必要な時には強気なメッセージに出る事も必要だという事を認識して欲しい。