このところ番組欄はテレビ東京、テレビ朝日から見るようになった。
その理由は簡単。
ここ数年はこの二局が制作する番組が面白いからだ。
テレビ朝日のワイドスクランブルは中国忖度が甚だしい他の民放局に比べて中国の現状を伝える事に好感を持てる。
そして低予算の企画で視聴率を伸ばしているテレビ東京。
中でも確固たる人気を得ているのが「出川哲郎の充電させてもらえまんせんか?」と「千原ジュニアのタクシー乗り継ぎ旅」。
低予算でこれだけ見ごたえがあるバラエティーが作れるところにテレビ東京の強さがあると思う。
たぶん昔から制作の予算が少なかったのでスタッフが知恵を出し合ってきた賜物だろう。
という事で昨夜は「千原ジュニアのタクシー乗り継ぎ旅」が放送された。
タクシーで5,000円で行けるところまで行って山の中であろうと降ろされる。
後はタクシーを呼んでくれる民家や企業を探すのだが、見てる方までハラハラドキドキさせられる。
そこに千原ジュニアの軽快なトークが入ってくる。
やっている事はワンパターンだが飽きる事がない。
この手の旅行バラエティー番組がとにかくテレビ東京には多い。
そこで感じるのは日本の過疎化だ。
とにかく旅する沿線には空き家が多い。
子供達は東京などの都市部に流出して戻ってこない。
残された老いた親達が亡くなると家は処分される事なく空き家へと変貌していく。
せめて火事防止のためにも家を壊して更地にしたいところだがそうなる家は少ない。
売り手のつかない土地にこれ以上の費用はかけられないからだ。
また更地にすると固定資産税が一気にあがる事を残された子供達は知っている。
そして都会に出ていく子供達を責める事は出来ない。
現実的に地方には仕事が無いからだ。
テレビ東京の有能な番組制作スタッフには今後、この問題を解決するような番組作りをしてもらいたいものだ。
あなた達ならきっと出来るはずだ。