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シニアのための現代用語備忘録

エトセトラ

時刻表の楽しみ方15

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新潟県に「直江津」という駅がある。

1886年開業の由緒あるターミナル駅だ。

 

もともとは北陸本線と信越本線の分岐駅であり北陸の鉄道の要所であった。

時代はかわり直江津駅には思いもよらない事が起きた。

 

来るであろうと思われた北陸新幹線のルートから外れてしまったのだ。

合併した旧高田市寄りに「上越妙高駅」が出来たもののそれは直江津駅が意図するものではなかっただろう。

 

このように新幹線のルート取りでは旧来のターミナル駅が完全に外される場合も多い。

東海道新幹線の沼津駅や東北新幹線の小牛田駅などだ。

 

そんな事で最近の直江津駅が元気がないかと思えばそうでもない。

実をいうと新潟県の六日町駅から同じく新潟県の犀潟駅まで「北越急行ほくほく線」なる第三セクターの路線がある。

 

 

この路線には北陸新幹線が開業するまで上越新幹線の越後湯沢駅から金沢駅、和倉温泉駅まで特急「はくたか」が運転されていた。

Yahoo!の地図で見てもらえればわかると思うが石川県、富山県の乗客が上越新幹線に乗り換えようとするには長岡駅までいかなくてはいけなかった。

 

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この「北越急行ほくほく線」の開業により大幅なショートカットが可能になったのだ。

そしてこの「北越急行ほくほく線」には踏切が僅か2ヶ所しかなく単線ながらほぼ全線高架という高規格路線なのだ。

 

そのため「高速進行」と呼ばれる狭軌在来線最高速度の時速140km運転が行われているので非常に速い。

しかし残念ながら北陸新幹線開業後はその「はくたか」さえも北陸新幹線側に取られてしまったのだ。

 

ただそこでうつむいているわけにはいかない。

最寄の上越妙高駅に停まる新幹線はほぼ一時間に一本のみ。

 

それもこだまタイプのみなので東京までは長野駅で最速の「かがやき」に乗り換えても2時間弱かかる計算だ。

例えば直江津発13時57分の「超快速スノーラビット」で越後湯沢駅に14時55分着。

 

越後湯沢駅発15時8分のマックスときに連絡すれば16時28分に東京駅到着できる。

もちろん北陸新幹線のほうが速いのだが、直江津駅近郊に住んでいる人であれば上越妙高駅からの乗り換えを考えたらむしろ速い可能性がある。

 

この凄く速そうな「超快速スノーラビット」は現状、下りが2本上りが1本、すべて越後湯沢駅のマックスときの発車時刻に合わせてダイヤが組まれている。

実績を積めば今後増えていくかもしれない。

 

新幹線の恩恵を受けた路線が他の新幹線により追い込まれてしまう。

何とも皮肉な話だ。

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