最近、docomoのテレビコマーシャルで女優の高畑充希さんが「紅(くれない)」という歌を熱唱していた事を記憶されている方も多い。
高畑さんのイメージを変えるには充分なパワーのある歌い方だった。
「コマーシャルの意図が不明」とかいろいろな意見もあるようだがインパクトという点においては成功だったのではないだろうか?
ところでこの熱唱した「紅」とい曲の原曲を聞いたことがあるだろうか?
これは世界的にも人気があるxjapanがオリジナルだ。
興味がある人はYoutubeを見てほしい。
実をいうと自分は昔からxjapanが大好きだ。
そしてこの「紅」に関してももちろんオリジナルのToshiのほうがしっくりくる。
ところでこの「紅(くれない)」という言葉は何気なく使っているのにその意味を知らない人多いのではないだろうか?
もちろんイメージとしては「赤」だと思う。
これを調べてみると「ベニバナで染めたようなあざやかな濃い赤」となっている。
よく「紅に染まる空」というように夕焼けを象徴するような色なのかもしれない。
さて我々シニア世代にとって「紅(くれない)」と聞いて思いだすのはひとつしかない。
アニメの「紅三四郎」だ。
このアニメは当時一世を風靡していた「タツノコプロ」によって制作された。
「タツノコプロ」といえば「マッハGoGoGo」、「ハクション大魔王」、「いなかっぺ大将」、「科学忍者隊ガッチャマン」、「昆虫物語みなしごハッチ」、「タイムボカン」、「ヤッターマン」など有名ところのアニメを手掛けている。
シニアの方でも「タツノコプロ」の名前は知らなくてもこれらのアニメのひとつぐらいは夢中になって見ていたのではないだろうか?
非常にうれしい事に「紅三四郎」はオープニングの画像がYoutubeでかなり画質の良い状態で保存されている。
興味のある方はぜひご覧になってほしい。
紅三四郎は紅流柔術の達人なのだがヒーロー者のように「変身」をする。
といっても胴着を切るだけなのだがこの瞬間に胸をときめかせた少年たちは多かったはずだ。
もちろんオープニングの画像にも入っている。
でも自分的に一番胸をときめかせたのは、このオープニングの最後にでてくる両手に鎌を持った武道家との勝負シーンだ。
鎌をかわした三四郎が逆さまの状態で武道家の足と腕をロックして回転しながら落ちてくる。
いったい何m上から落ちているんだと思うぐらい回転するこの技はアニメでしか実現できないだろう。
「紅(くれない)」という言葉はシニアにとってすごく懐かしい言葉だ。