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マジックテープとは

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今日は商標について書いてみようと思う。

特許庁のサイトには商標法について

「この法律は、商標を保護することにより、商標の使用をする者の業務上の信用の維持を図り、もつて産業の発達に寄与し、あわせて需要者の利益を保護することを目的とする」としている。

簡単に言うと「ネーミングに関する先行者利益を守ろう」とするものだ。

 

現在は商標に関する拡大解釈がすすみ、「動き」、「ホログラム」、「音」、「位置」、「色彩」なども保護対象となった。

先日も焼肉のたれで有名なエバラの「エ・バ・ラ、焼き肉のたれ」というCMソングが音の商標登録をされている。

このCMは50年前からやっているそうであるが、企業として守ったということは評価すべきだと思う。

 

さて世の中には商標が有名になり過ぎて、その商品の普通名称になってしまったものも少なくない。

たとえばスニーカーやバッグ、ジャンバーなどに使われている「マジックテープ」がある。

ワンタッチで装着ができそれなりに強度もある優れものだ。

 

このマジックテープという言葉を使える企業は日本に一社しかない。

それは化学、繊維製品で有名なメーカーのクラレだ。

こちらの商品の普通名称は「面ファスナー」だ。

繊維をフック状に起毛した面(オス側)と繊維をループ状に起毛した面(メス側)を押しあわせる事により貼りつく構造になっている。

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この「マジックテープ」以外にも、元祖的な存在の「ベルクロ(米)」や「クイックロン(日本のYKK)」などのブランドがある。

日本ではほぼ「マジックテープ」で通じるほど商標が浸透していることになる。

実はこのように一企業の商標がそのまま普通名称化している例は結構ある。

「セロテープ」、「カップヌードル」、「エレクトーン」、「ジープ」、「バンドエイド」、「シーチキン」などは普通名称ではない。

「セロテープ」はニチバンの登録商標で普通名称は「粘着テープ」。

「カップヌードル」は日清食品の登録商標で普通名称は「かっぷめん」。

「エレクトーン」はヤマハの登録商標で普通名称は「電子オルガン」。

「ジープ」はフィアット・クライスラー・オートモービルズ社(旧クライスラー)のブランドで普通名称は「軍用四輪駆動車」あたりになるのだろうか?

「バンドエイド」はジョンソン・エンド・ジョンソン社のブランドで普通名称は「絆創膏」。

「シーチキン」ははごろもフーズの登録商標だ。

 

普段何気なく使っている言葉が商標登録されていることは驚きだ。

もちろん作っているメーカー側もこの域に達すれば商品として確立されたことになる。

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