ヤクルト本社が中国最大の現地法人「中国ヤクルト」(上海市)の従業員を約800人削減したことが7日、分かった。
販売不振などに伴う措置で、全従業員の約2割に相当する。
中国では景気が悪化。東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出が始まった昨年8月以降、日本産品の購入を控える動きが広がっており、経営判断に影響した可能性もある。
関係者によると、中国ヤクルトは、北部天津市の工場などで昨年、一部従業員との雇用契約を終了。
ヤクルト本社によると、2023年末の中国ヤクルトの従業員は約3400人と、前年末の約4200人から減った。
生産調整も実施しているもようだ。
ヤクルト本社は昨年11月の決算発表で、中国事業の不振などを理由に、24年3月期の利益予想を下方修正した。
もう一つの現地法人「広州ヤクルト」(広東省広州市)を含め、昨年1~9月の中国全体の1日当たり販売本数は約528万本と、前年同期比約2割減となっていた。
中国政府は処理水を「核汚染水」と呼び、日本産品に対する輸入規制を強めてきた。
放出が始まった直後には日本産水産物の全面禁輸措置も発動した。
北京に駐在する日系メーカー幹部は、食品に加え、化粧品などの販売も冷え込んでいると説明。
「影響は水産品だけにとどまらない」と打ち明けた。(時事通信)
処理水問題というよりも中国国内の経済悪化が原因ではないのかと思う。
マスコミが騒いでいるほど中国国民は処理水を気にしていない。
冷静に情報はとっているはずだ。
ただ中国の経済状況はその国民の予想をはるかに上回るほど悪化しているような気がする。
中国政府は旧正月にのべ90億人の人が移動すると発表している。
中国政府が数字を盛れば盛るほど経済状況を悪さを露呈しているように見える。