10日のシカゴ市場で小麦先物が終値ベースで6月以来の高値を付けた。
米国の穀物需要は低調だが、ロシアとウクライナの戦争激化が材料視された。
小麦先物の中心限月は一時7.9%高と、値幅制限まであと数セントに迫ったが、結局6.6%高の1ブッシェル=9.38ドルで取引を終えた。
ウクライナの首都キーウにミサイルが着弾し、ロシアはさらなるミサイル攻撃を警告した。
戦闘の激化で、約1カ月後に期限が切れるウクライナ穀物輸出合意の延長に双方が同意するかどうか疑問視する声が出ている。
両国は小麦などの農作物の世界への供給で非常に重要な国。
トレーダーはまた、米農務省が12日発表する主要な農作物統計を待っている。
アナリスト予想平均では、同省が世界の小麦・トウモロコシ在庫見通しを下方修正すると見込まれている。(Bloomberg)
ロシアのウクライナ侵攻に輪をかけて異常気象による穀物への影響。
先月、パキスタンで国土の1/3が水没するという災害も記憶に新しい。
食糧危機が現実化してきている。
いたずらに食糧不足を煽る事はしたくないが、少しでも危惧を感じる方は備蓄に走るべきだ。
食糧危機はいきなり来ない。
少しずつスーパーの棚から商品が消えていく。
米に乾麺、缶詰など長期保存が効くものを備える事をお薦めする。
なおカップラーメンや即席ラーメンなどは長期保存といっても6ヶ月がほとんど。
自分はあまりお薦めしない。
パスタは3年持つからお薦め。
ただしパスタほどソースが必要な食品もない。
あわせてソースの備蓄も考えたい。
備えあれば憂い無し。