映画「ボヘミアンラプソディー」は大変面白かった。
フレディーが亡くなる直前、メンバーはあのような状況に追い込まれていたのではないかと容易の想像できた。
ヒットするとお金が動く。
お金が動くと人が集まる。
人が集まると良からぬ人も寄ってくる。
クィーンのメンバーは当時、相当苦悩していたのだろう。
さてそのクィーンだがメンバーが相当な高学歴という事はご存じだろうか?
ギターのブライアン・メイは特には有名だが、他の三人も驚くほどの高学歴。
ブライアン・メイはインペリアル・カレッジ・ロンドンの大学院で宇宙工学を学び、最終的には天体物理学の博士号まで取得している。
現在の彼の肩書はミュージシャンでありながら天文物理学者という事になる。
ちなみにインペリアル・カレッジ・ロンドンは世界大学ランキング2021で11位。
日本の東京大学が36位だからその優秀さが理解できるだろう。
次にドラムのロジャー・テイラーはロンドン・ホスピタル・メディカル・カレッジに進学したが、性に合わずにノース・ロンドン工芸大学に入学し直して生物学の理学士号を取得している。
ベースギターのジョン・ディ―コンはロンドン大学のチェルシーカレッジの電子工学科を主席で卒業、名誉学位が与えられている。
なおブライアン・メイとジョン・ディ―コンはバンドが軌道に乗るまで中学校の教師をしていた。
さて気になるボーカルのフレディー・マーキュリーは少々方向性が違う。
裕福な家庭に育った彼はウエスト・テムズ・カレッジからイーリング・アート・カレッジに進み芸術の勉強をしている。
映画の中でも彼の芸術性が表現されていた。
ボヘミアンラプソディーという曲自体、およそロックバンドが作ったものとは思えない芸術性を感じる。
天は二物を与えずというが天は彼らに二物を与えたようだ。