2019年度の大学入試のセンター試験から一週間経った。
1月という交通機関にもっとも影響が出そうなこの時期に人生を決める試験が行われている。
自分も辿ってきた道だが改めて思うとこの時期の試験はやはりおかしいと思わざるえない。
ただそうは言っても日本が年度初めを4月にしている限りこの状況を変更するのは至難の業だろう。
ところでセンター試験は国立大学や公立大学だけで実施されると思いきや私立大学でも多数行われていた。
北から見ていくと北海道が北海道大学を中心に19校。
稚内市内にある稚内北星学園大学が日本の最北端になる。
東京都は東京大学を中心に67校。
早稲田大学や慶応義塾大学などの有名大学ももちろん入っている。
愛知県は名古屋大学を中心に34校。
京都府は京都大学を中心に20校。
同志社大学は入っているが立命館大学は入ってない。
大阪府は大阪大学を中心に33校。
福岡県は九州大学を中心に26校。
沖縄県は琉球大学を中心に6校だ。
琉球大学の「県立八重山高等学校試験場」が最南端のセンター試験会場はなる。
場所は石垣島だ。
石垣島の1月の平均気温は18.6℃。
先ほどの最北端の稚内の平均気温が-4.7℃だ。
その温度差はおよそ23℃。
センター試験は北と南でここまで条件が違うのだ。
昭和54年から実施されていた国公立大学向けの共通第1次試験に変わるものとして平成2年から実施されているのが大学入試センター試験だ。
国公大学の他に一部の私立大学も一緒に実施されている。
それまで問題になっていた「難問奇問」を排除し、本来の高等学校教育の基礎学力を確認するものとなった。
自分達もそうだったが高校の後半になると通常の授業をそっちのけで入試の勉強をすることになる。
高校の基礎学力を考査することは非常に良いことだと思う。
また国公立大学へ出願を希望する者は「センター試験で各大学が指定した教科・科目を受験した者」となっている。(一部の推薦選抜を除く)
ほとんどの国公立大学はセンター試験で5(もしくは6)教科7(もしくは8)科目で合計950点分の受験が必須になるわけだ。
私立大学についてはセンター試験の結果を選抜にどのように反映させるかは各大学の自由になっている。
センター試験の時期もさることながらいくら基礎とはいえ学習する内容は多岐に渡っている。
2月後半から二次試験に突入する。
受験生の皆さんにはベストを尽くして後悔のないようにして欲しいものだ。