好評の三桁国道、今回は270号から279号まで旅してみたい。
本州から九州へとランダムに移動した260番台。
270番台はどこに進むのか?
国道270号 (鹿児島県枕崎市-鹿児島県いちき串木野市)
国道271号 (神奈川県小田原市-神奈川県厚木市)
国道272号 (北海道釧路市-北海道標津郡標津町)
国道273号 (北海道帯広市-北海道紋別市)
国道274号 (北海道札幌市-北海道川上郡標茶町)
国道275号 (北海道札幌市-北海道枝幸郡浜頓別町)
国道276号 (北海道檜山郡江差町-北海道苫小牧市)
国道277号 (北海道檜山郡江差町-北海道二海郡八雲町)
国道278号 (北海道函館市-北海道茅部郡森町)
国道279号 (北海道函館市-青森県上北郡野辺地町)
ということで国道270号と271号を除いて北海道という規則性はあるようだ。
まず国道270号については鹿児島県に「いちき串木野市」という自治体がある事に驚いた。
たぶんに平成の大合併の副産物だと思う。
案の上、串木野市と日置郡市来町の合併に由来する様だが、自治体名として少々長いように思われる。
国道271号は関東では「小田原厚木道路」のほうが認知している人が多いのではないだろうか?
一般国道の存在しない有料道路である。
国道272号は道東の中心都市の釧路市と「野付半島」のある標津郡標津町を結ぶ。
道東に行く機会があったら「野付半島」は絶対外さないでほしい。
早朝の海は幻想的だ。
十勝地方の中心都市である帯広市とオホーツク海側の紋別市を縦断して結ぶのが国道273号だ。
観光地として有名な「層雲峡」を経由する。
国道274号も275号も札幌市を起点としているが近郊への枝線のような国道ではない。
国道274号は総延長およそ395kmで釧路市の北東の標津郡標津町を結ぶ。
国道275号は総延長およそ314kmで稚内市の南東の枝幸郡浜頓別町を結ぶ。
北海道はとにかく広い。
国道276号は地図で探してもなかなか出てこない。
そのほとんど重複区間のため純粋な国道276号は倶知安から支笏湖を経て苫小牧市に至る区間のみとなる。
国道278号は函館市から「恵山」経由の内浦湾まわりで「いかめし」で有名な茅部郡森町に至る。
そして一番興味をそそられるのが国道279号だ。
青森県側の野辺地町は下北半島の付け根にある町だ。
函館からマグロで有名な大間町までは海上航路で青森県側は下北半島を縦断している。
野辺地が選ばれたのはやはり国道4号との接続だろう。
再び北海道を周遊した270番台果たして次はどこに進むのか?