二桁国道も終わり今回は三桁国道に突入する。
さすがに三桁になると皆さんのお住まいの地域にも関連するものがでてくるのではないだろうか?
それでは三桁でも晴れある100番台から始めよう。
と思ったらいきなりだが国道100号は欠番なのだ。
国道101号 (青森県青森市-秋田県秋田市)
国道102号 (青森県弘前市-青森県十和田市)
国道103号 (青森県青森市-秋田県大館市)
国道104号 (青森県八戸市-秋田県大館市)
国道105号 (秋田県由利本荘市-秋田県北秋田市)
国道106号 (岩手県宮古市-岩手県盛岡市)
国道107号 (岩手県大船渡市-秋田県由利本荘市)
国道108号 (宮城県石巻市-秋田県由利本荘市)
残念ながら国道109号、110号、111号も欠番だ。
ということで国道101号から国道108号まではすべて北東北を網羅する国道になっている。
改めて書き出した国道を地図を広げてみると、国道101号から国道105号までの5本の国道が絡み合うように青森県、秋田県をの各都市を結んでいる。
そこで気になったのが「秋田県由利本荘市」だ。
関東のイメージからすると東北地方でもあまりメジャーなイメージがない。
「秋田県由利本荘市」はもともと「秋田県本荘市」で、1954年に秋田県由利郡の本荘町が子吉村、小友村、石沢村、南内越村、北内越村、松ヶ崎村を編入し、市制施行したものだ。
その後2005年、平成の大合併で由利郡の矢島町・岩城町・由利町・西目町・鳥海町・東由利町・大内町が統合されて「由利本荘市」となっている。
旧の本荘市は中世から交通の要衝として栄えていたようだ。
国道が集まった背景がそこにあるようだ。
ところでこれだけ広域合併をすると面積も大規模で秋田県の面積の1/10にもなる。
106号と並行して走るJR山田線は政治路線と言われている。
地元選出の原敬首相よって引かれた路線で当時は「我田引鉄」と揶揄された。
国道107号と国道108号は太平洋側と日本海側を結ぶ横断道だ。
秋田県本荘市の往時の繁栄が見えてくるような気がする。