日本がワールドカップロシア大会の予選リーグを突破してベスト16に入った。
2大会ぶりということで喜ばしいのだが、その経緯が今一つ気にいらない。
という人も多いのではないだろうか?
グループHの最終戦は案の上、一番危惧していた展開になってしまった。
予選突破瀬戸際のコロンビアは最高レベルで挑んでくるであろうし、第一ポットのコロンビアはまさか三連敗で本国に帰れないからだ。
日本が負けるのであればコロンビアが負けてくれる展開を一番望んでいたのだ。
それならコロンビアは勝ち点3のままで日本は勝ち点4ですんなり予選通過ができたからだ。
ところがコロンビアが先制したところで厄介になってきた。
何故なら日本とセネガルは勝ち点も得失点差も同じだからだ。
後半、コロンビアがセネガルに1点を先制したところで西野監督が賭けにでたのだ。
このままセネガルが日本と同じマイナス1点なら「フェアプレーポイント」が日本がセネガルを上回り、予選突破をできるというわけだ。
負けているのにパス回しをして時間稼ぎをする。
下手に動くとポーランドから追加点を取られかねない。
負けているのにあまりにもゆったりとした動きにやきもきした方もいたのではないだろうか?
ところで最終的に日本を予選突破に導いてくれた「フェアプレーポイント」とはどのようなものなのか?
悪質なファールの際に出されるカードでイエローカードならマイナス1点、同じ選手が再度イエローカードをもらうとマイナス3点となる。
ちなみにこの選手はイエロー二枚なので退場になる。
レッドカードでマイナス4点、イエローカードをもらった後のレッドカードはマイナス5点となる。
グループHの日本とセネガルが2戦を終えた時点で、日本の「フェアプレーポイント」はイエローカード4枚でマイナス4ポイント、セネガルはイエローカード6枚でマイナス6ポイントだった。
日本はグループリーグを突破したとはいえ、マイナス2ポイント差という首の皮一枚でつながった格好だ。
H組を2位で通過した日本はG組1位通過のベルギーと対戦する事になった。
7月3日の予定だ。
ベルギーといえば日韓ワールドカップの際に予選リーグが同じで引き分けで初めて日本が勝ち点1を取らせてもらった国だ。
ヨーロッパの中でも比較的相性の良い方かもしれない。
ただ予選突破をした国はどこも強豪揃いだ。
とにかくベスト8に向かって頑張ってほしい。