二桁国道は99号まではない。
58号で終了となる。
今回で最終だ。
今回は50号から58号まで触れてみたい。
国道50号 (群馬県前橋市-茨城県水戸市)
国道51号 (千葉県千葉市-茨城県水戸市)
国道52号 (静岡県静岡市-山梨県甲府市)
国道53号 (岡山県岡山市-鳥取県鳥取市)
国道54号 (広島県広島市-島根県松江市)
国道55号 (徳島県徳島市-高知県高知市)
国道56号 (高知県高知市-愛媛県松山市)
国道57号 (大分県大分市-長崎県長崎市)
国道58号 (鹿児島県鹿児島市-沖縄県那覇市)
北関東を走る国道50号線は、起点が群馬県前橋市で終点が茨城県水戸市だ。
そして連番で繋がる国道51号線の起点が千葉県千葉市で終点が茨城県水戸市だ。
普通の感覚でいえば水戸市を起点にして繋げるところだが、何故かしら水戸市は双方の終点になっている。
ところで後に続く国道52号も含めてこの3線は関東地方をぐるりとまわる環状通りの様相を呈している。
甲府市からは国道140号を経て埼玉県熊谷市に至る。
国道16号線の更に外の外環状道路と言ったところだろう。
その後国道53号、54号と中国地方の「陰陽連絡道」が続く。
中国地方の最大の失敗は「中国自動車道」だったと思っている。
「中国自動車道」を通してこの国道53号、54号などで山陽と山陰の街に繋ぐ構想だったが、結果として「山陽自動車道」と「山陰自動車道」は作ることになってしまった。
交通量は他の高速道路と比べて決して多いと言えない。
国道55号と国道56号は四国の環状ルートになっている。
こちらの繋がり方は国道50号、51号と比べても自然だ。
そもそも運転している人はこちらの方がわかりやすいというものだ。
さて最後に触れるのが国道58号だ。
実はこの国道、単純な長さだけでいえば日本で一番長い865.7kmある。
二位が国道4号(日本橋-青森市)の743.6kmだからダントツだ。
とはいえそのほとんどの区間が海上なのでランキングに入る場合と入らない場合がある。
1972年沖縄返還の際に特例で二桁が路線番号が付与されている。
本来であれば新設の国道はすべて三桁のはずだった。
という事でこの国道が58号を持って、次の59号線が新設される事は暫くないと思われる。
二桁国道のうんちくは本日で終了となる。
次は三桁国道に挑戦してみたいと思っている。