シニアの皆さんにはまたなじみのない言葉がでてきた。
「バターコーヒー」はご存じだろうか?
名称からコーヒーにバターを入れるのは容易に想像がつくのだが、その味がとても予想がつかないのが大方の意見だろう。
ただコーヒーにミルクを入れることを考えると少なくとも「みそバターらーめん」よりは違和感がないのではないか?
実際、本場札幌で「みそバターらーめん」を初めて食した時にはそのミスマッチに感激したが、、
さてその「バターコーヒー」の作り方だが、ブラックコーヒーに「グラスフェッドバター」と「MCTオイル」を加えたものだ。
「グラスフェッドバター」とは牧草だけを食べて育った牛から取れたミルクで作ったバターの事。
「MCTオイル」の「MCT」とは、中鎖脂肪酸(Medium Chain Triglyceridやes)の頭文字からとったもの。
中鎖脂肪酸は脂肪酸の一種で、ココナッツパームヤシなどに含まれている。
現在、ダイエットの効果が期待できるとされている。
さてこのバターコーヒーにはダイエット効果があるという事で特に若い女性に人気が出始めているようだ。
ただ自分的にはコーヒーよりも「MCTオイル」がポイントになっているような気がする。
都会の若い女性はダイエットさえにもファッション性を求めるからどうしてもこのような展開になってしまうのかもしれない。
ただ自分は薬事法に絡む事は言いたくないので、ここでは効能については不明とさせていただく。
そもそも何かを食べて痩せたという話を聞いた事があるが、同じものを食べ続ける事の弊害はないのか?
最近の健康食ブームの元を辿っていくと最後は古き良き日本の朝ごはんに行きついてしまうような気がする。
玄米があって、糠漬けの漬物があって、納豆がある。変な洋食文化が入りこんできたから、わけのわからない健康法が賞賛される様になる。
自分は洋食がいけないと言っているのではない。
問題はバランスだと思っている。
ファーストフード店のランチで日常的にハンバーガーセットを食べている世代はまたダイエットで大騒ぎになる。
昔は今ほど飽食の時代ではなかったから、質素な食事でも十分満足した。
今一度古き良き日本の朝食文化を若者に定着させてあげたいものだ。