今年もあと数時間で終わりを告げようとしている。
コロナで明けてコロナで終わった一年だった。
医療機関にお勤めの皆さまには本当に感謝したい気持ちで一杯だ。
国の支援が後手にまわっている今、皆さんの使命感に国民は支えられていると自分は思っています。
思えば人生においてこのような地球規模の苦難は初めて。
例えは悪いのかもしれないがほぼ戦争に匹敵する規模ではないだろうか?
このような状況下においてはいろいろな噂が流布される。
ましてやネット社会がそのスピードを助長する。
中でも自分が一番気になったが「人口調節」という言葉。
地球の人口は現在77億人。
地球が養える人口の限界は80億人と言われている。
世界規模の戦争が無くなってしまった現代において人口を調節するにはバイオテロしかないというものだった。
確かに先日の国連WFP(国連世界食糧計画)の発表によれば2020年10月現在で充分に食糧を確保できていない人が世界に9億4,000万人いるという。
そうすでに77億人のうちおよそ10億人は食糧をまともに確保できていないのだ。
つまり地球が養える人口の80億人という数字はかなり過大評価されている事になる。
そこに持ってきて今回のコロナ蔓延。そしてアフリカからインドへのバッタによる蝗害(こうがい)なども考慮すると来年は食糧危機元年になりかねない。
もちろん自分は食糧危機をいたずらに煽るつもりは毛頭ない。
たぶん初めのうちはいろいろな食糧の値上がりから始まるだろう。
やがて気がつけばスーパーから商品が消えている。
2021年に激動の予感。
正月は冥途の旅の一里塚。
明日はそんな気持ちで新年を迎えてみたいと思う。