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政治・経済

テイクアウトで売上回復

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緊急事態宣言中の都内中心部で目撃した事。

飲食店が軒並み店を閉める中、テイクアウトを始めている店が多くあった。

 

店舗に来てもらえない以上、テイクアウトで売上回復するのが万全の策だ。

とにかく家賃を始めとする固定費の負担が大きい。

 

そのテイクアウトは非常に良い取り組みだと思うがただひとつ気になる事がある。

それは近隣のテイクアウト店を意識した価格競争だ。

 

まさに超デフレ状態である。

売上があっても利益が出ないのではないかと心配してしまう。

 

ドリンクバーの原価

 

テイクアウトの弁当の原価率はマックスでも45%と言われている。

500円で売られている弁当は225円の原価を超えるといくつ売っても利益が出ていない事になる。

 

薄利多売という意見もあるかもしれないが作れば作る分、労力も増えてしまう事になるからだ。

もちろん原価率を下げるために食材をケチると客は買ってくれない。

 

経営者としては一番悩ましいところかもしれない。

でもそれは500円を基準に考えているからだ。

 

もともと都心の一等地のランチタイムはそんな価格帯ではなかったはずだ。

テイクアウトは安くしないと売れないという潜入観念から価格が落ちて来ているのではないだろうか?

 

ここは思いきって通常のランチタイムと同レベルまで持ち上げてみるのも一考ではないか?

 

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自分はテイクアウトする弁当のクオリティーには時間も入っているような気がする。

つまり忙しいビジネスマンを店頭で待たせないというのもひとつのバリューではないだろうか?

 

つまりメールやLINEで事前に注文を受けて指定の時間に引き取りに来てもらう。

もちろん引き取りに来れない客にケータリングサービスもありだろう。

 

これは最近流行りのUber Eats(ウーバーイーツ)などを利用する事もできる。

とにかく商品以外に付加価値をつけて価格を適正化するしかないのだ。

 

 

アメリカのハーバード大学の研究者のシュミレーションによれば新型コロナウイルスによる人間同士の接触回避は2022年までかかる可能性があるとの事。

飲食店の通常営業は後2年は期待できないかもしれない。

 

そしてその売り上げをカバーするのはテイクアウトの期待が大きいのだ。

という事で売上の核となるテイクアウトの利益率を確保するためにも付加価値をつけた商品化に取り組まれる事をお薦めしたい。

 

 

空売りの仕組み

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