昨今はネット上に存在するフリーマーケットである「メルカリ」などのフリマアプリが大盛況だ。
かくいう自分も時々利用しているが非常に便利だ。
不要品は捨てるのではなく必要としている人の元に行くのも悪いことではないと思う。
つい先日も高校時代に好きだったミュージシャンの廃盤のアルバムを偶然発見して購入した。
この手の希少性の高い商品はフリマアプリかオークションでしか見つけることができない。
フリマアプリの利用方法については改めて次の機会にしようと思うが出品に関してはひとつだけ注意事項がある。
希望売価が1,000円程度の商品でないとメルカリの手数料や宅配便の送料を考えると赤字になる事が多い。
それだけは覚えておいて欲しい。
さてこの便利なフリマアプリだが平成から令和に元号が変わるタイミングで騒動を起こしている事をご存じだろうか?
4月1日に菅官房長官から新年号である「令和」が発表された。
その際に都心部では「号外」でこの情報が配布された。
この「号外」配布に多くの人が群がり騒動になっていたのはテレビのニュースでご覧になったことだろう。
このご時世、ほとんどの人がスマホでほぼリアルタイムで「令和」の情報を得ているはずなのに、この号外に群がったのは何故だろうか?
そうその号外はその日のうちにメルカリなどに出品され2,000~3,000円程度で売り手がついていたのだ。
また都内の浅草神社では「三社祭特別御朱印」の頒布を見送るとの発表をした。
その原因というのが御朱印を求める人達のマナーの悪さだという。
というのも4月27日から5月6日まで「平成」と「令和」の特別御朱印の頒布の際に予想以上の参拝客が来たのだ。
それもかなりの混乱となり神社職員や巫女などへの暴言や恫喝まで起きたという。
そもそも神社側は営利目的でこの作業をしているわけではない。
いくら時間がかかろうとも文句を言われる筋合いではないのだ。
あげくの果てにこの御朱印は同じくフリマアプリやオークションサイトで9,000円程度で売りに出ていたので呆れてしまう。
売る方も売る方なら買う方も買う方だ。
「令和の号外」は良しとしても御朱印を販売の対象にするとは何ともバチ当たりな考え方だ。
以前、フリマアプリで現金が額面以上で売りに出されて問題になった事がある。
多重債務者が即金欲しさにクレジット決済で購入してしまうのだ。
現在現金は販売禁止になっているがこの手の御朱印もその対象に出来ないだろうか?
令和早々不愉快な気分になってしまった。