好評の三桁国道、今回は440号から449号まで旅してみたい。
中国地方から四国地方を走ってきた430番台。
440番台はどこに進むのか?
国道440号 (愛媛県松山市-高知県高岡郡檮原町)
国道441号 (愛媛県大洲市-高知県四万十市)
国道442号 (大分県大分市-福岡県大川市)
国道443号 (福岡県大川市-熊本県八代郡氷川町)
国道444号 (長崎県大村市-佐賀県佐賀市)
国道445号 (熊本県熊本市-熊本県人吉市)
国道446号 (宮崎県日向市-熊本県球磨郡湯前町)
国道447号 (宮崎県えびの市-鹿児島県出水市)
国道448号 (鹿児島県指宿市-宮崎県宮崎市)
国道499号 (沖縄県国頭郡本部町-沖縄県名護市)
440番台は全体的に四国地方と九州地方をカバーしているようだ。
国道440号は愛媛県松山市から高知県西部山あいの檮原町を結ぶルートだ。
個人的に松山市はなじみの深い街で仕事の関係で数回訪れたことがある。
温泉あり歓楽街あり四国の中ではトップクラスの都市ではないだろうか?
一般的に都市は街道沿いに発達していくが松山市などの城下町はある程度、城を中心に街が形成されているので歩いていても楽しい。
これは金沢市や熊本市などもそうだが本来、街の中心にあるべきJRの駅が端っこにあったりする。
国道445号の終点である熊本県人吉市は人吉盆地の中心の都市であり人吉藩相良氏の城下町として栄えた街だ。
現在の人口は34,000人弱と熊本県でも控えめなイメージだ。
人口増加が期待できない今、いかに周辺自治体から人口を吸収するかが課題だ。
そもそも県庁所在地であり政令指定都市の熊本市じたいが苦戦している状態。
九州は福岡市の一人勝ちが続いている。
さてその人吉市からおよそ30km程度南下してあるのが国道447号の起点である宮崎県えびの市だ。
霧島山のすそ野の位置する絶景のロケーションであるがここも人口減少が著しい。
ピーク時には4万人を超えていた人口も現在はおよそ18,000人。
こちらも今後が少々心配である。
興味深いのはやはり海上区間を有する国道448号だろう。
指宿市から対岸の南大隅町まではフェリーの海上区間になっている。
大隅半島を横断して東海岸を北上、国道220号と合流後は終点宮崎市まで重複区間になる。
なぜ重複区間を作ってまで鹿児島の指宿市から隣県の宮崎市までを指定したのが理解に苦しみところだ。
国道の起点と終点の設定にはおよそ一般庶民には理解不能は役人側の理屈があるのだろう。
さてキリ番となる500番台は今後どこに向かうのか?