秘め事というほど艶やかな話ではない。
自分をはじめ多くの男性が困っているのが深夜のトイレではないだろうか?
ほぼ毎日お世話になっている。
お酒も関係していると思うがとにかく深夜に一回は必ずトイレに行く事になる。
自分は周囲の人と比べてもかなりの頻尿の方だろう。
日本泌尿器科学会の定義だと「尿が近い、尿の回数が多い」が「頻尿」とされている。
具体的な回数は個人差もあるので非常に難しいが概ね一日8回以上行く人は「頻尿」になる様だ。
8回では自分は深夜からカウントすれば午前中で軽くクリアしてしまう。
自分はかなり重症の頻尿かもしれない。
自分は頻尿の原因をある程度自覚している。
お酒をはじめ水分摂取量が多すぎるのだろうと思う。
朝は利尿効果が強いとされるコーヒーを最低二杯は飲んでいる。
多少、夏になるとその杯数は減るかもしれないがとにかくコーヒーが好きだ。
そして夕方から始まる宴の主役は焼酎の炭酸割だ。
それほど強くもないのに若い頃からお酒が大好きだった。
ウイスキーや日本酒に偏向する時期もあったがちょっと飲みすぎると二日酔いに悩まされる。
結局、酔いざめの良い焼酎に落ち着いたというわけだ。
また同じ時期に廉価な炭酸水が出始めた。
甘くない焼酎の炭酸割。
それが自分にとってもっとも合うお酒に落ち着いたというわけだ。
深夜の頻尿の原因は間違いなくこの焼酎の炭酸割だろう。
焼酎の炭酸割は飲み始めると効果てき面。
30分もしないうちにすると尿意をもよおしてくる。
よくビールを100飲むと110の尿が出ると言われている。
この焼酎の炭酸割も間違いなく100飲んで110の尿が出しているだろう。
さて深夜に尿意で一回起こされてるとなかなか寝付けない。
時計を見れば4時だ。
結局、中途半端な時間に起きる事になってしまう。
老人が早起きになるのはこういう理由だろう。
テレビをつけてパソコンを起動させる。
尿意が作りだしてくれた貴重な時間を無駄にするわけにもいかない。
ところが起きぬけの体がまたコーヒーを欲している。
台所に行ってコーヒーメーカーをセットする。
コトコトを響く音にコーヒーの優雅な香りが漂う。
まさに至福のひととき。
こうしてまた頻尿な一日が始まるというわけだ。