日本を代表する有名企業には誰も知らない秘密がある。
本日はそんな有名企業の秘密について触れてみよう。
数年前の夏に北海道のじゃが芋が台風の大打撃を受けた事がある。
という事でその翌年はじゃが芋の加工食品を作っているメーカーで北海道のじゃが芋の争奪線が繰り広げられた。
生産農家は高値で買い取ってもらったことだろう。
ところでその時に聞いた話が凄かった。
ポテトチップスは国内ではカルビーのシェアが断トツだ。
国内のシェアはカルビーがおよそ70%、小池屋がおよそ20%というのが現状だ。
という事でカルビーはとにかく国産のじゃが芋を確保する必要がある。
その数たるやの日本のじゃが芋生産量の1/10という。
この噂話は本当の様でカルビーが日本のじゃが芋生産農家を支えている側面があるのだ。
また逆に言えばそれだけ日本人がポテトチップを消費しているとも言える。
さて深夜から早朝になると同じテレビコマーシャルが繰り返されていないだろうか?
そうそれもある食品メーカーだ。
実はハウス食品の事である。
「バーモンドカレー」や「とんがりコーン」などのテレビコマーシャルが連続で流れている事を見た事あるだろう。
果たしてこの時間帯にこれらの食品のターゲットとなる主婦が起きてテレビを見ているとは思えない。
実をいうとこの時間帯のテレビコマーシャルを「フリースポットCM」と言う。
簡単にいえばハウスはスポンサーがつかない時間帯でもテレビコマーシャルをうってくれる無理が効く数少ないスポンサー様という事なのだ。
テレビ局側は流した分だけ請求できるので非常に使い勝手が良い。
この不況下でこの枠にCMが流せるハウスの広告費はなんと潤沢なのかと思ってしまう。
2017年9月のデータでは日本のカレールーの国内ブランド別シェアではハウスが上位を独占している。
カレーの国内市場はハウスが約60%でヱスビー食品が約26%だ。
いかにハウスが強いがわかる。
以前、40世帯が住む団地が一棟あったら必ずどこかの家で一軒はカレーを作っていると言われていた。
カレーは一家団欒を演出するリーズナブルなごちそうなのだ。
その60%を供給しているハウスの広告宣伝費が潤沢なのは納得のいくところだ。
自分は過去においてカレーが嫌いという人と出会った記憶がない。
カルビーもそうだがこの万人受けをする看板商品を持っているから強いのだ。
不思議なものでカレーの事を書いていると無性にカレーが食べたくなってくる。
今夜はカレーにしようと思う。