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クールジャパンの意味

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1999年からフランスで開催されている「ジャパンエキスポ」が盛況だ。

2014年には24万人の来場者が日本の文化に触れている。

 

もちろんこの「ジャパンエキスポ」の一番の売りは日本のアニメ、漫画、ゲームなどの「サブカルチャー」と言われるものだ。

「なんだサブカルチャーか」と侮るなかれ。

 

例えば日本の漫画の世界における市場規模は7~8兆円とも言われている。

日本発のビッグビジネスが確実に存在しているのだ。

 

自分が子供の頃は漫画雑誌が全盛の頃で、「少年マガジン」、「少年サンデー」、「少年キング」、「少年ジャンプ」、「少年チャンピオン」など今では考えられないぐらい漫画雑誌が乱立していた。

もちろん乱立といっても採算があうから出版するので当時はそれなりに売れていたと思う。

 

中でも「少年マガジン」に連載していた「あしたのジョー」などは完結にむかっていたホセ・メンドーサの死闘の頃は学校のクラス中の話題になっていた。

とにかく発売日に早く読みたくて駅のキオスクに早朝、買いにいった記憶がある。

 

一般の書店の10時開店が待てなかったからだ。

今から思うと非常に良い時代だった。

 

最近ではこの漫画もスマホで見る時代になった。

あの寒い朝、小銭を握りしめて駅まで走った頃とは大違いだ。

 

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さてこれらの「サブカルチャー」を国も後押しをしている。

海外からの観光客を増やすために「クールジャパン」という取組だ。

 

この取組が功を奏して日本を訪れる海外からの観光客が増えたのだが、最近では「サブカルチャー」以外にも波及しているのだ。

特に新幹線を代表とする鉄道関係は顕著で日本人も知らなかった「クールジャパン」が日本にあった。

 

 

例えば鉄道の時間の正確さだ。

これひとつとっても海外の人には不思議なようだ。

 

東京と茨城県のつくば市を結ぶ「つくばエクスプレス」が20秒早く出発した事に謝罪する声明を発表した。

これにはイギリスのBBCをはじめ多くの海外のメディアが発信したという。

さすがにこれには自分も少々やり過ぎのような気がした。

 

また山陽新幹線の「姫路駅」は今外国人観光客にもっとも有名な駅になってしまった。

N700系のぞみがこの駅を時速300キロで通過することが見えるからだ。

 

日本人が見慣れている新幹線通過が観光地になるとはJRも夢にも思っていなかっただろう。

そう考えると何もないと思っていたあなたの街にも「クールジャパン」が潜んでいるかもしれない。

 

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