好評の三桁国道、今回は210号から219号まで旅してみたい。
青森県から福岡県まで移動してきた三桁国道。
さらに九州を南下する。
国道210号 (福岡県久留米市-大分県大分市)
国道211号 (大分県日田市-福岡県北九州市)
国道212号 (大分県中津市-熊本県阿蘇市)
国道213号 (大分県別府市-大分県中津市)
国道214号 (欠番)
国道215号 (欠番)
国道216号 (欠番)
国道217号 (大分県大分市-大分県佐伯市)
国道218号 (熊本県熊本市-宮崎県延岡市)
国道219号 (熊本県熊本市-宮崎県宮崎市)
初の「欠番」がでてきた。
こちらは後で触れることにする。
国道210号は鉄道でいうところの「久大本線」と同じルートをとる。
人気の湯布院も経由する国道だ。
久留米市は九州の交差点のような位置になる。
本来であれば鉄道も高速道路もその歴史的な背景からも久留米市にきそうなイメージだが、長崎本線も高速道路のジャンクションも佐賀県の鳥栖になってしまった。
この鳥栖は鉄道的にも高速道路的にも「地の利」を感じる街だ。
さてその国道210号沿線の日田市から北九州市に向かって北上するのが国道211号だ。
筑豊炭田の後地を進んでいく。
国道212号の大分県中津市は大分県でももっとも北にあり福岡県に隣接する城下町だ。
現在は「からあげ」で有名になっているのはご存じの通りだ。
国道213号はその中津市を終点とする別府から国東半島をぐるっとまわる国道だ。
さて問題の欠番3本になった。
実はこの国道214号、215号、216号は現在、昇格して一本の国道になっているのだ。
国道57号線は大分県大分市が起点で長崎県長崎市が終点の国道だ。
もともと国道214号は島原 – 諫早を、国道215号は島原 – 宇土を、国道216号は熊本 – 大分を結んでいた。
1962年(昭和37年)に3路線を合わせて国道57号となった。
その経緯から現在でもこの国道214号、215号、216号は欠番になっている。
地形上の問題なのか不明だが東九州の幹線道路である国道10号は大分市から臼杵市、津久見市を避けるように山沿いを進む。
日豊本線はこの二つの街に寄り添っているので地形上の問題は考え難いような気もする。
ということで国道217号はこの国道10号に見放された二つの街を結んで佐伯市に到達する。
国道218号と国道219号は目的地は違うが九州横断道路になっている。
延岡市は旭化成の企業城下町でもある工業都市。
宮崎市はもちろん宮崎県の県庁所在地だ。
さてそろそろ九州南端の鹿児島県が視界に入ってきた。
次はどこに向かうのか?