今週末は関東でも雪が降るようだ。
本格的な雪のシーズンになってきた。
特に関東のドライバーは雪に不慣れなのか身の程知らずなのかスノータイヤを準備せずに冬場を乗り切ろうとする。
確かに市街地であれば雪の降った当日さえ乗らなければ一冬越せない事はないと思う。
しかし市街地でも日陰の裏道に入るとトラップが待ち受けている事が多々ある。
さて先日、国土交通省が「タイヤのチェーンの装着」を義務化する全国の13区間を発表しだ。
下記の区間については仮にスタッドレスタイヤを履いていてもタイヤチェーン装着が義務化される。
「タイヤへのチェーンの装着」の条件は
「大雪特別警報や大雪に対する緊急発表が行われるような異例の降雪時」
「勾配の大きい峠部でこれまでに大規模な立ち往生などが発生した区間」
とされている。
一般国道の区間は
国道112号 山形県内の西川町志津～鶴岡市上名川の区間27km
国道138号 山梨県山中湖村平野～静岡県小山町須走字御登口の区間9km
国道7号 新潟県内の村上市大須戸～村上市上大鳥の区間16km
国道8号 福井県内のあわら市熊坂～あわら市笹岡の区間4km
国道54号 広島県三次市布野町上布野～島根県飯南町上赤名の区間12km
国道56号 愛媛県内の西予市宇和町～大洲市松尾の区間7km
の6区間となる。
高速道路は
上信越道 長野県の信濃町IC～新潟県の新井PAの区間25km
中央道 山梨県内の須玉IC～長坂ICの区間9km
中央道 長野県県内の飯田山本IC～園原ICの区間10km
北陸道 福井県の丸岡IC～石川県の加賀ICの区間18km
北陸道 滋賀県の木之本IC～福井県の今庄ICの区間45km
米子道 岡山県の湯原IC～鳥取県の江府ICの区間34km
浜田道 広島県の大朝IC～島根県の旭ICの区間27km
の7区間となる。
これはかなり混乱することになるだろう。
スタッドレスタイヤを装着していれば普通は雪道は問題ないと認識が定着しているからだ。
実はスタッドレスタイヤは坂道では効果を発揮することができない。
意外かもしれないがスタッドレスタイヤは雪の坂道には弱いのだ。
だから上記の区間は坂の多い峠に設定されている。
この情報を知らずにスタッドレスタイヤでこれらの区間に来てしまった車は大変な事になる。
チェーンを買おうにもシーズン中では果たして在庫があるかも怪しい。
特に関東の怖いもの知らずのドライバーには注意をして欲しいものだ。