北海道胆振東部地震で被災された方々には心からお見舞いを申しあげる。
早く普段の生活に戻れると良いと思う。
北海道フリークの自分のとして非常に悲しい出来事だった。
その不幸のなか少し明るい兆しをみせてくれた企業があった。
それが「セコマ」だ。
「セコマ」とは北海道で「セイコーマート」というコンビニを展開する株式会社セコマの事である。
「セコマ」とは「セイコーマート」の略称が店舗名として定着してそのまま企業名となっというわけだ。
ちなみに「セイコーマート」の名前の由来は創業者の「西尾長光」氏の「西」と「光」からとられたものだ。
「セイコーマート」は現在北海道内に1100店舗、関東に95店舗(茨城県85店舗、埼玉県10店舗)を展開するローカルコンビニだ。
関東にお住まい方でもご存じない方がほとんどだと思うが、北海道での知名度は抜群だ。
道内でもかなりローカル地域にも出店しておりそのあたりが人気の秘密でもある。
今回で北海道胆振東部地震の際にはネット上で「神対応(最大級の高評価の意味)」と賞賛されている。
大手コンビニチェーンが営業を自粛するなか「セイコーマート」は独自の災害マニュアルでこの困難を切りぬけている。
問題は停電で「セイコーマート」は自動車の使って電源を確保したのだ。
もちろんこれはマニュアル化されており仮に車がつかえない場合には電気不要の小型会計端末を全店に確保している。
また驚いた事にこのチェーンには「ホットシェフ」という店内調理のシステムがあったため各店に「ガス釜」が存在していたのでお米の炊飯も可能だったのだ。
これでは大手コンビニは太刀打ちができない。
ほぼその機能は電気の安定供給が前提になっているからだ。
「セイコーマート」にはどさん子の開拓者精神を見たような気がする。
北海道の人の助け合い精神は凄いところがある。
皆が開拓者としてヒグマのいる原野を突き進んでいった。
その際に培われた助け合い精神がどさん子のDNAとして現代にも受け継がれているのではないだろうか?
この「セコマ」のビジネスを見ていると単なる金儲けの商売ではないような気がする。
北海道全体の利益で動いているからだ。
だから自分は北海道の人と大地が大好きなのだ。
もう少し落ち着いたら北海道の地をまた訪れたいと思う。
「セイコーマート」で買い物をさせていただきたい。