11月11日の中国の独身の日が迫っている。
インバウンドが期待できない今、日本の企業の期待は並々ならぬものがありそうだ。
というのもこの独身の日では2020年まで五年連続で日本製品が輸入一位を占めているからだ。
このとてつもない経済効果を秘めた独身の日は「光棍節」とも呼ばれまさに独身者のための日である。
一説には11月11日に「1」が4つ並ぶから独身の日とされたとか。
いったい独身の何がめでたいのか理解に苦しむが、経済効果はかなりおめでたい状況だ。
中国ネット通販大手のアリババの2020年の独身の日の売り上げがおよそ8兆円に達している。
独身の日単体で8兆円だ。
日本を代表するネット通販である楽天の2019年の売り上げが1.3兆円を考えるとその規模の異常さがわかるだろう。
この特需を日本企業が指をくわえて見ているはずがない。
特に中国で人気のある花王や資生堂、ユニクロなどの有名企業が参戦している。
コロナ禍で日本企業の中国市場撤退を支持する風潮のなかこれらの企業はどこ吹く風の様だ。
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そう日本企業はこの独身の日に依存している。
中国市場に投資を進める自動車メーカーもしかり。
悲しいかな日本企業の中国頼みは終わりそうもない。
韓国でも日本製品の不買運動が起きていたが日本人が知らない間に沈静化しているようだ。
熱しやすく冷めやすい国民性を日本企業は見透かしている。
人口5100万人の小さなマーケットであるが日本製品が確実に売れる市場はやはり美味しいのかもしれない。
人口が減少し続ける日本に日本企業が見切りをつけている。
内需では食っていけないのだ。
戦争でも起きない限りこの状況は今後も変わらないと思う。
日本政府は予算をつけて人口減少に歯止めをかけないといけない。
日本はいつからこんなにもアジアに依存する国になってしまったのだろう。