あくまでも人口の話だが、各国の都市ランキングを見るとその国のその都市にいだいていたイメージが180度変わることがある。
有名な都市が思ったよりこじんまりしていたり、聞いたこともない都市が大都市だったりする。
今後この国単位の都市ランキングを紹介していこうと思う。
まず初回の今回はドイツに焦点を当ててみよう。
2008年のデータだ。
1. ベルリン 343万人
2. ハンブルク 177万人
3. ミュンヘン 133万人
4. ケルン 99.5万人
5. フランクフルト・アム・マイン 66.4万人
6. シュトゥットガルト 60万人
7. ドルトムント 58.4万人
8. デュッセルドルフ 58.4万人
9. エッセン 57.9万人
10. ブレーメン 54.7万人
11. ハノーファー 51.9万人
12. ライプツィヒ 51.5万人
13. ドレスデン 51.2万人
14. ニュルンベルク 50.3万人
15. デュースブルク 49.4万人
16. ボーフム 37.8万人
17. ヴッパータール 35.3万人
18. ビーレフェルト 32.3万人
19. ボン 31.7万人
20. マンハイム 31.1万人
100万人を超える都市は僅か3都市のみ。
ドイツの人口は8267万人と日本のおよそ70%程度だ。
日本の感覚からすると大都市があまりにも少ない。
あまり都市に集中しない傾向があるのかもしれない。
ベルリンの343万人といえば日本でいうところの横浜市クラスだ。
その他の都市で誤解を恐れずに知名度がある思われる都市をあげてみる。
ハンブルグは欧州でも有名な港町でハンバーグの語源のなったとされる街だ。
ミュンヘンは1972年の夏季五輪都市でありビールも非常に有名だ。
ここまでが日本でいうところの東京都、大阪市、名古屋市にあたる。
ケルンはケルン大学が有名であり、ブンデスリーガ―の「1FCケルン」の本拠地だ。
フランクフルトはフランクフルト空港が世界クラスのハブ空港である。
知名度のわりには思ったより小さな街だなと思ったのは自分だけではないと思う。
シュトゥットガルトはドイツの車産業の拠点でダイムラー、ポルシェ、ボッシュの本社があることでも有名だ。
ドルトムントは香川真司が所属する「ボルシア・ドルトムント」で知った日本人が多いのではないだろうか?
デュッセルドルフも空港から知ったイメージがある。
その他エッセン、ブレーメン、ドレスデンなどは社会科の教科書からの知識だったような気がする。
1990年に東西ドイツが統合するまでの西ドイツの首都を覚えているだろうか?
それはボンだ。
人口は僅か32万人程度で現在のドイツにおいては19番目の規模だ。
これはかなり意外だった。
どうだろう?
都市のイメージと人口規模のイメージはあっていただろうか?