「缶コーヒー」は日本特有の文化と言われている。
世界には「缶コーヒー」という飲み物が存在しないようだ。
という事で日本は世界一の「缶コーヒー大国」となる。
自分は物心ついた時には身近にあった飲み物なので違和感を感じた事はないが、そういわれてみると確かに不思議な飲み物である。
正直をいうと自分はあまり「缶コーヒー」が好きではない。
それは甘いからだ。
「微糖」タイプもあるがそれでも甘く感じる。
もともと自分はホットコーヒーもアイスコーヒーもブラック派だ。
なので当たり前と言えば当たり前だがコーヒーに砂糖やガムシロップが入っている段階でアウトだ。
だからと言って「缶コーヒー」のブラックのならOKかというとこれもどこか違う。
もちろん「缶コーヒー」業界を中傷するつもりは毛頭ない。
あくまでも自分の趣向の問題なのだ。
だからコンビニに行くとリーチイン(コンビニなどにある冷蔵または冷凍した商品を陳列するガラス扉付きの什器)の充実している「缶コーヒー」コーナーに行って悩むことはまずない。
レジ横にあるドリップタイプのホットコーヒーをブラックでいただくからだ。
それも猛暑の時でない限りアイスコーヒーを選ぶことはない。
コーヒー好きとは本来そうあるべきだと自負している。
そもそも自分が「缶コーヒー」が嫌いなのは「缶コーヒーは体に悪い」という固定観念があるからだ。
よく「缶コーヒー」に含まれる糖分を角砂糖に換算したらという話がでるが、現実に「缶コーヒー」一本には角砂糖3~4ヶ分の糖分が入っているらしい。
だから「缶コーヒー」が好きな人はコーヒーが好きなのではなく単なる「甘党」というのが結論になるらしい。
ちなみに自分がレギュラーコーヒーでもブラックにこだわる理由は砂糖の他にもミルクにある。
あのコンビニに置かれている常温で持つコーヒーミルクに皆さんは何も疑問は感じないだろうか?
そもそも一般的な乳ならあっという間に腐ってしまうのに何故常温で持つのか?
実は色は白いが一般的な乳や生クリームの成分は一切含まれていないのだ。
主な成分は植物性油脂で評判の良くない「トランス脂肪酸」を含んでいる。
WHO(世界保健機関)では「心血管疾患」のリスクを高めるとして一日あたりの摂取量を1%未満に控えるように勧告を出している代物だ。
それでなくても日本は世界的にも珍しい「トランス脂肪酸」に対して寛容な国なのだ。
なにも自分から積極的に摂取する必要もないだろう。
ドリップコーヒーを抽出している際の芳醇な香りに混ぜ物を禁物なのだ。
そのブラックコーヒーを飲みながら考えてみる。
趣向品に関しては人それぞれだ。
缶コーヒが体に悪いと思えば飲まなければ良い。
甘党の人は飲めばよいだけだ。