最近、日本人は馬鹿になってしまったのではないかと思う時がよくある。
あれだけテレビでアルバイトによる不適切動画が社会問題になり、その賠償責任にまで話が及んでいる。
にもかかわらずまた大手カー用品ショップの呆れた不適切動画がでてきた。
彼らはテレビも新聞もはたまたネットのニュースも何も見ていないのだろうか?
まさに「デジタルデバイド(情報難民)」としか思えない。
この日本にこれだけの「デジタルデバイド」がいることに驚いてしまう。
アルミホイールに火をつけていた彼の映像はネット上から永遠に消えることはないのだ。
永遠に拡散し続けていくだろう。
これがは「リベンジポルノ」と同じでネットの怖いところだ。
ところで今回も含めて被害企業が上場企業などの大手が多いことに疑問に思わないだろうか?
実をいうとこの手のバイトテロに関してはネット上にある噂が飛び交っている。
それはこの手の不適切動画が「株の空売り」に利用されているのではないかというものだ。
企業の株価が下がって誰が儲かっているのか?
実はあるからくりがあるのだ。
その仕組みを株に詳しくない方のために簡単に説明しよう。
一般的な株取引では買った時の株価よりも売った時の株価が値上がりしていれば利益が生じる。
これは株の「現物取引」といいもっとも一般的な株取引である。
証券会社の口座にいれてある自分の資金で株取引を行なう。
ところがある程度の投資家になると自己資金を使わずに証券会社から株を借りて売買する事ができる。
これが「空売り」と言われるものだ。
「現物取引」に対して「信用取引」とも言われている。
それでは空売りの仕組みを簡単に説明する。
ある株を1000株証券会社から借りる。
その株を市場で100万円で売った。
その直後に馬鹿なバイトに不適切動画をネット上にアップさせる。
社会問題化してその企業の株が一斉に値下がりする。
仮に総額で60万円まで下落したとする。
先ほど投資家がこの株を60万円で買い戻した後に証券会社に戻す。
これでこの投資家は40万円の差益を稼ぎだしたというわけだ。
これが株の空売りという仕組みだ。
たぶんこの馬鹿なアルバイトにある程度の報酬をあげる約束をしていたのだろう。
このアルバイトは後々高額な賠償請求をされることも知らずに目先の報酬に目が眩んだのではないだろうか?
もちろんこの話は仮説の域を超えていない。
ただアルバイトを大量に雇用する上場企業はこのあたりを踏まえて不適切動画の対策を打っておくべきではないだろうか?
明日は我が身かもしれない。