今年の「体育の日」は10月8日の月曜日だ。
平成最後の「体育の日」になる事はご存じの通り。
我々シニア世代にとって「体育の日」とは10月10日の固定概念があるが、ハッピーマンデー法により「成人の日」と「体育の日」は該当月の第二月曜日、「海の日」と「敬老の日」が該当月の第三月曜日と移動になった。
連休を増やして消費の底上げを狙うのが目的のようだがシニア世代はあまり関係のない仕組みのようだ。
ところで10月10日の「体育の日」が1964年の東京オリンピック大会の開会式の日に由来している事は有名だ。
二年後の東京オリンピック大会の開会式の予定日は7月24日だから3ヶ月前倒しになる事になる。
そもそもいつからこの真夏にオリンピックをやるようになったのか?
前回の東京大会以降を紐解いてみると
1968 メキシコシティ 10月12日~10月27日
1972 ミュンヘン 8月26日~9月11日
1976 モントリオール 7月17日~8月1日
1980 モスクワ 7月19日~8月3日
1984 ロサンゼルス 7月28日~8月12日
1988 ソウル 9月17日~10月2日
1992 バルセロナ 7月25日~8月9日
1996 アトランタ 7月19日~8月4日
2000 シドニー 9月15日~10月1日
2004 アテネ 8月13日~8月29日
2008 北京 8月8日~8月24日
2012 ロンドン 7月27日~8月12日
2016 リオデジャネイロ 8月5日~8月21日
2020 東京 7月24日~8月9日
ということで1976年のモントリオール大会がターニングポイントのようだ。
モントリオールはカナダケベック州最大の都市でその緯度は北緯45度に位置している。
日本でいえば北海道の稚内市の南側の浜頓別町あたりになる。
今でこそモントリオールの7月の最高気温は35.6℃にもなるが、1976年当時はかなり過ごしやすかったのではないだろうか?
ソウル大会では9月に一旦後退しているがその後は8月上旬まで戻している。
シドニー大会についてはオーストラリアが南半球のため参考にならないと思う。
という事で今後のフランス大会やロサンゼルス大会を見ても7月スタート予定だ。
猛暑の中でのオリンピック夏季大会が定着しそうだ。