最近はめっきり減った感があるが郊外型のマクドナルドに行くと小さな遊園地がつきものだった。
パイプ状の遊具を見た事がある人も多いと思う。
またハッピーセットやおもちゃのリサイクルなど明らかに子供をターゲットにした戦略を感じさせる。
そうマクドナルドは子供に店に来て欲しいのだ。
日本マクドナルドの藤田田氏の著書「ユダヤの商法」の中で商売として狙うのは「女性」と「口」だと言っている。
「口」とはつまり口に入れるもので食べ物だ。
人間は子供の頃に植え付けられた味覚は一生忘れない。
だから幼い頃からマクドナルドに来ていればその人は生涯、来店してくれる常連になってくれるというわけだ。
ただ自分の初マックは多分、中学生の頃だったのでマクドナルドに対するこだわりはさほど無い。
ところでこの手の戦略はマクドナルドに限ったことじゃない。
ファミリーレストランもこぞってキッズプレートに力を入れている。
外食産業は子供の頃に植え付けられた味覚は一生忘れない事を知っているのだ。
自分も子供の頃に食べていた食品にはひとかたならぬ思い入れがある。
自分の育った街にあったパン屋さん。
もんじゃ焼きさん。
そして出前で良く食していたカレーうどんなどなど忘れられない味がある。
そういえばお菓子。
お菓子も子供の味覚にターゲットを絞っていたような気がする。
それも駄菓子。
だからテレビ番組でも懐かしの駄菓子企画が多くなるのだ。
ただ世代間ギャップはかなり感じる。
駄菓子で人気を誇る「うまか棒」だけど自分達の世代にはあまりピンとこない。
「ベビースターらーめん」がギリではないかと思う。
ラーメンといえば時々無性に日清カップヌードルしょう油味が食べたくなる。
体に良くないと思いながら購入してしまう。
発売から50年。
今もコンビニにしっかり鎮座する姿を見ると自分だけではなく、多くの人の忘れられない味になっている様だ。