早いもので昨年の「平昌冬季五輪」からまもなく一年が経とうとしている。
高速鉄道が間に合う、間に合わないと大騒ぎ。
冬季大会なのに雪が降らないとか噂が流れてぐだぐだの大会になるかとおもった。
でもそこは一国が責任を持って開く国際イベントだ。
目に見えるとこだけは何とか格好をつけた形になった。
裏では「バスがいくら待っても来ない」などのハプニングが起きていたようだ。
その平昌冬季五輪で話題になったといえば女子のスピードスケートだ。
だがそのスピードスケートに負けず劣らずに話題をさらったのがカーリング女子のLS北見である。
カーリングの試合もさることながら試合中に交わされる選手達の「そだねー」という北海道弁に癒された方も多かったのではないだろうか?
その「そだね」が昨年の「ユーキャン新語・流行語大賞」に年間大賞に選ばれたのは記憶に新しいところだろう。
これは誰も納得の行くところだろう。
ところでこのかわいい「そだねー」が北海道全域で使われている北海道弁と思いきやが少々違うようだ。
自分は北海道の出身ではないが北海道は数回、訪れた事がある北海道大好き人間だ。
関東の人が聞いても何の違和感を感じないが北海道の人には少々違うらしいのだ。
そこで札幌出身の友人に連絡して見た。
その友人に言わせると多少違和感を感じるらしい。
このあたりの微妙な感じ方はさすがに地元でないとわからないようだ。
ちなみにLS北見の正式名称は「ロコ・ソラーレ北見」という。
北見市は北海道の北東に位置する街だ。
人口はおよそ12万人。
最低限の都市機能が整う日本の北限の都市ではないだろうか?
この北見市、実は札幌から直線距離でおよそ250kmの距離にある。
東京から250kmといえば静岡県や福島県あたりの距離だ。
自分が知る限り失礼だがそれなりに言葉が変わってくる。
だから北見市と札幌市が同じ「北海道弁」という事がありえない。
よくよく調べてみると彼女達が使っているこのかわいい言葉は道東方面でよく使用されている「浜言葉」のようなのだ。
カーリング女子のLS北見のメンバーは皆、北見市もしくは近隣の出身である。
小さな頃からこの「浜言葉」が体に染みついているのだろう。
しかし聞けば聞くほど心地よい響きである。
またあのかわいいそだねーが聞きたくなってきた。