ギャル流行語大賞」で今年の一位に輝いたのは「いい波のってんね~」なる言葉。
シニア世代の我々にはサーフィンでいい波が来て乗っているとしか思えない。
この「いい波のってんね~」の本当の使い方についてシニアの方にもわかるように説明をしてみる。
この「いい波のってんね~」のもともとの発信元は「tiktok(ティックトック)」という動画SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)になる。
十代の女性がこの呪文のような歌詞を唄いながら踊るというものだ。
商品名を連呼するCMの様で確かに耳に残る。
とりあえずYoutubeで「tiktok いい波のってんね~」と検索して見てもらえば理解ができると思う。
昔流行った「パラパラ」にも似ているように思われる。
「パラパラ」の意味がわからない方は合わせてYoutubeでチェックしてみてほしい。
「いい波のってんね~」の歌詞を聞いていると概ね言葉のニュアンスから「調子が良い」とか「ノリノリ」という事が理解できるだろう。
だから「いい波のってんね~」の使い方は自分や他人の行動に対する良い評価をする事と思えば良いだろう。
「今日は仕事が順調だ。いい波のってんね」とか「最近、彼氏ができたんだ。いい波のってんね」といった具合だろう。
ただシニア世代が使うには少々ハードルが高い言葉でもありそうだ。
ところで少々気になるのがこの「tiktok(ティックトック)」というSNSだ。
「tiktok(ティックトック)」は中国国内で最大のユーザーがいるアプリで2016年に張一鳴(Zhang Yiming)によってサービスが開始されているのだ。
中国製と聞くと最近は凄いアレルギーを感じる人も増えたのではないだろうか?
カナダで中国ファーウェイの幹部が逮捕されているのは記憶に新しい。
現在アメリカではファーウェイが排除されており日本や欧州諸国も追随している。
逮捕された孟容疑者の父親でファーウェイの創業者である任正非CEOは中国人民解放軍の元軍人だ。
携帯が諜報活動に利用される事は中国では容易に想像できるだろう。
「tiktok(ティックトック)」については諜報活動はわからないが西側諸国の若者に中国共産党のイデオロギーを発信するツールと利用されないだろうか?
若者が「中国共産党がいい波のってんね~」なんて事に歌い始めたら大変な事になる。
しかし本当に怖い世の中になったものだ。