人生においてトイレの中の時間とは非常に有意義な時間にする必要がある。
「待っている人」がいないのであれば可能な限りゆったりとしたい。
鉄道好きな自分はよくトイレに時刻表を持ちこむのだが、老眼鏡を忘れて慌ててリビングに取りに走ったりもする。
またトイレ内に時刻表を忘れようものなら嫁さんからすぐにイエローカードがでる。
それでもトイレの中で読む時刻表は格別なのだ。
これは個人的な感想だがとにかく集中できる。
そして汚い話になるが「便意」が高まるような気がするのだ。
よく子供の頃、本屋さんで立ち読みしていると「便意」が生じた人は多いと思う。
当時の本屋さんは現在のような大型店舗ではないのでトイレの準備はない。
慌てて自宅に帰った思い出が多々ある。
本屋に行くと「便意」をもよおすというのは諸説あるがどうも「インクの臭い」というのが自分的にはしっくりくるような気がする。
あの臭いが条件反射になっているのではないだろうか?
さて自宅のトイレに話を戻そう。
時刻表の一部を読み終え便意のほうも一段落したところでシャワーで局部を洗いながす。
そもそもこのシャワートイレに馴れてしまって久しい。
最近ではシャワートイレの無いトイレでする事が苦痛にさえなっている。
聞けば旅行用に持ち運びできるトイレ用シャワーもあるとか。
ところでかなり普及した感のあるこのシャワートイレの日本での普及率はいかほどなのだろうか?
内閣府が今年2018年3月に発表した消費動向調査だと、2人以上世帯の家庭の温水洗浄便座普及率は80.2%にも及ぶ。
独身世帯はさておき10軒に8軒は入っているようだ。
1980年にTOTOがウォシュレットを発売して38年で国内にはかなり普及した様だ。
そういわれてみると最近は高速道路のインターにあるトイレもシャワートイレになっている。
このシャワートイレの洗礼を一度でも受けてしまうとシャワートイレ以外で用をたせなくなってしまう事に高速道路側も理解を示しているということだろう。
ところでこのシャワートイレの世界的な普及率といえばかなり苦戦してるらしい。
水道水の成分やトイレ内にコンセントが無いなど日本と条件が違いハードルはまだまだ高そうだ。
どうしたらシャワートイレが世界に普及するのか?
トイレの中でしばし考えてみる必要がありそうだ。