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新型肺炎と東京オリンピック

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中国の新型コロナウイルスによる死者が803人を超えた。

中国政府の事だ。

 

この数字をまともに信じる事はできない。

おそらくその10倍、最悪その100倍はいるかもしれない。

 

割りばしは清潔か?

 

この新型肺炎は終息の兆しどころか拡大している。

ちなみに2002年から2003年にかけて大流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)は終息までに8ヶ月を要した。

 

現段階では早くても10月までかかる計算だ。

ご存じの通り日本では7月から8月にかけて東京オリンピックが行われる。

 

新型肺炎が東京オリンピックに影響をおよぼす事は避けられないだろう。

もちろんIOCやJOCは現段階では中止を否定している。

 

ただそのIOCも「感染症対策は安全な大会を提供する東京2020の重要な要素」と微妙なコメントを発表。

最悪の場合を想定しなくてはいけなくなってきた。

 

国や東京都は東京オリンピックのために3兆円近いお金をつぎ込んできた。

2020年が仮に中止となった場合は壮大なる税金の無駄使いとなってしまう。

 

では仮に東京オリンピック開催を強行した場合どうなるだろうか?

地球規模で見たら中国も日本も単なる東アジア地域だ。

 

いくら日本が感染者を抑え込んでいたとしても危険な東アジア地域にノコノコ乗り込んでくるアスリートはいないだろう。

 

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そう開催できたとしても選手が来ない可能性が高いのだ。

そして海外から新型肺炎の潜在的感染者を大量に受け入れる事になる。

 

これは日本でもパンデミック(広範囲におよぶ流行)になる可能性が高くなる。

個人的には東京オリンピックを開催して欲しい。

 

しかし現段階では3兆円とパンデミックを計りにかけたらパンデミックのほうが重いように思われる。

IOCやJOCは早い決断が必要になるだろう。

 

 

例えば2020年を中止して来年に延期するという手もある。

もともと東京は経済力もあり治安も安定しているので開催都市として選ばれたわけだ。

 

日本としても隣国発のリスクでオリンピックに影響が出る事は想定外だったろう。

実をいうと東京オリンピックは過去において一度中止になっている。

 

1940年アジア初のオリンピック開催が決まっていた東京だったが日中戦争の影響により開催を返上したいきさつがある。

その80年後に再び同じ事が起こってしまうのか?

 

新型肺炎と東京オリンピック。

何ともやるせない組み合わせだ。

 

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