最近はお隣韓国の日本に対する対応は若干落ち着いた感がある。
とにもかくにも韓国の経済状況は最悪だ。
今はそれどころでは無いのかもしれない。
それだけ状況が悪いのに「貴族労組」と言われる自動車メーカーの労働組合はストライキに余念がない。
会社が倒産してしまえばストライキどころではないのだが、そのあたりの感性は日本人には理解できないのかもしれない。
しかし歴代政権で反日でなかった政権はなかったような気がする。
「反日」を訴え続けていないとこの国の政権は持たないのだ。
裏を返せば表だった「親日」発言は許されない。
民主主義を謳いながらもこの国には言論の自由がない。
まあ韓国の国情やお国柄についてはどうでも良い話だ。
ただ韓国との外交上、日本政府が定期的に発信する言葉がどうしても好きでない。
それは「遺憾の意」を表明する事だ。
正直、多くの方が聞き飽きた言葉だろう。
ちなみにこの「遺憾」の本来の意味はご存じだろうか?
この言葉は「謝罪」的もしくは「怒り」の意味はない。
「期待をしたが結果が出なくて残念だ」という意味になる。
果たしてこの言葉がニュアンスが韓国側に伝わっているかが甚だ疑問だ。
この言葉の裏には「残念だからそちらで善処をしてほしい」という何とも日本的な曖昧な意味を含んでいるからだ。
ただこの曖昧な意思疎通は外交上では通用しない。
韓国、中国ましてやアメリカには無論の事だ。
もっとはっきりとした言葉で発信する必要がある。
ところで日本語は非常に難しい。
例えばこの「遺憾」を使っている慣用句に「遺憾なく発揮」という言葉がある。
この「遺憾なく発揮」の意味は大方の人は共通認識であろう。
その人が「持っている力を余さずに出しきる」といったところではないだろうか?
前述の発想からすると「遺憾」にはネガティブなイメージがある。
このあまりにもポジティブな「遺憾なく発揮」がつながりそうもない。
でもふと思った。
仮に「遺憾」を「残念」と捉えると「残念なく発揮」となる。
「なく」は否定形であるので「残念」の対義語である「満足」という意味になる。
つまり遺憾なく発揮の意味は「満足な発揮」から来ているのかもしれない。
ちなみにこの解釈は自分の独断と偏見によるものだ。
文法的な裏付けはないので留意して口外して欲しい。
本日の記事は遺憾なく発揮できたようだ。