昨日、経済コメンテーターのある女性が「LGBT」である事をカミングアウト(それまで公表していなかった自身の出生や病気、性的指向などを公表する事)した。
そもそも「LGBT」とは何の事なのか?
「LGBT」の「L」は「レズビアン(Lesbian)=女性同性愛者」。
「G」は「ゲイ(Gay)=男性同性愛者」。
「B」は「バイセクシャルBisexual)=両性愛者」。
「T」は「トランスジェンダー(Transgender)=自身の性と心の性が一致していない。ただし外科的は手術は望まない人」から構成されている。
特に「トランスジェンダー」は過去に「性同一性障害」という表現がされていたが、現在は差別用語にあたるとして使われていない。
自分は正直、この分野には非常に疎いのだが、最近は公にする芸能人も多く有名なところではタレントの「はるな愛」や「KABAちゃん」などはトランスジェンダーである事をカミングアウトしている。
「KABAちゃん」にいたっては性別適合手術を行い、また戸籍も女性に変更している。
自分達が若かった頃よりも市民権を得て来ているというところだろう。
ところが海外になると話はだいぶ変わってくる。
政治家ではベルギーのザビエ・ベッテル首相がベルギー人の建築家のゴティエ・デストネ氏と同性婚している。
アイスランドのヨハンナ・シグルザルドッティル元首相が同性の女性脚本家のヨニナ・レオスドッティルと同性婚している。
これは政治家として世界初の出来事だった。
オリンピックでメダルを多数獲得しているオーストラリアのイアン・ソープも2014年にテレビでゲイである事をカミングアウトしている。
ミュージシャンではイギリスのエルトン・ジョン、元クィーンのボーカルで故フレディ・マーキュリー、ワムのボーカルのジョージ・マイケルなどがゲイであることカミングアウトしている。
そういう意味においてはイギリスはいつも先進国である。
また有名ところの俳優では、ジョディ・フォスターは写真家の女性と同性婚している。
またブラッド・ピットと結婚していたアンジェリーナ・ジョリーはバイセクシャルであるこをカミングアウト。
ここまで来ると日本は「LGBT」に関してはかなり保守的な事がわかる。
たぶんにカミングアウトしたい方が多いが、したくてもできない環境なのかもしれない。
ただあなたは自分のお子さんが同性のパートナーを連れてきた時、そのまま納得できるだろうか?
少なくとも自分にはその寛容さが残念ながらない。