学校給食では食品アレルギーに神経質になっていることをごぞんじだろうか?
また大手食品メーカーはアレルギーフリー(アレルギー物質が入っていない)の商品開発に余念がない。
そもそも自分達が子供の頃にはあまりアレルギーの話がでて来なかったように思われる。
自分などは加熱していない魚肉ソーセージを食べてジンマシンが出た記憶があるぐらいでまわりを含めてあまり神経質にはなっていなかった。
ところが最近ではアレルギーはそんな生やさしいものではなくなっている。
最悪の場合の生死に関わる可能性もでてくる。
アレルギー反応が起こる仕組みは人の持つ免疫に関係してくる。
本来は体に入ってくる細菌などの異物を排除しようとする免疫の働きが食物や花粉などに過敏に反応してしまうことに起因する。
それではアレルギー品目とは何なのか?
国が指定していアレルギー品目は全部で27ある。
なかでも加工食品等に表示の義務があるものは「えび」、「かに」、「小麦」、「そば」、「卵」、「乳」、「落花生」の「特定原材料7品目」だ。
また加工食品等に表示が奨励されているものとして「あわび」、「いか」、「いくら」、「オレンジ」、「カシューナッツ」、「キウイフルーツ」、「牛肉」、「くるみ」、「ごま」、「さけ」、「さば」、「大豆」、「鶏肉」、「バナナ」、「豚肉」、「まつたけ」、「もも」、「やまいも」、「りんご」、「ゼラチン」の20品目だ。
いかがだろう?
夕べあなたの家の食卓の並んだものだらけではないだろうか?
食物アレルギーの家族を持つご家庭ではお菓子一つを食べるにも細心の注意が必要になる。
特に「特定原材料7品目」に指定されている「小麦」、「卵」、「乳」についてはそれを使っていない加工食品を探しだすほうが大変である。
親が清潔にこだわり過ぎたために子供の体が弱くなってしまったと片づける人がいるが、免疫の異常反応はそのレベルの話ではないような気がする。
一家団欒の夜に家族で同じものを食べる事がいかに幸せなことなのか?
今一度考えてみる必要があると思う。
そういう意味においては各食品メーカーのアレルギーフリーの商品開発は素晴らしい事だ。
また医療研究による解決策にも期待したい。
今夜の夕食はアレルギーフリーにしてみようと思う。