一般的に地下鉄敷設の条件としてその都市の人口規模が100万人と言われている。
100万の人口がいないと地下鉄という高額な投資に見合う収入が得られないという事だ。
だから日本の地下鉄がある都市で一番人口が少ないと思われる仙台市でも人口はおよそ108万人もいる。
(千葉県の船橋市には東京メトロ東西線が走っているがこちらはあくまでも東京都の地下鉄なので船橋市はカウントしない)
だから100万人を割る様な都市はモノレールで対応する事になる。
千葉市や北九州市などがそうだ。
ところで地方の都市の地図を見ているとついつい地下鉄計画を立てたくなる。
人口が100万にも満たない都市でも仮想で敷設してみるのは楽しい。
ということで今回食指が動いたのは新潟市だ。
2007年に政令指定都市に指定されているが人口は80.1万人と100万人には届かない。
ただ街の中心が駅前一極じゃないところが非常に良いのだ。
起点は新潟を本拠地とする「アルビレックス新潟」のホームスタジアムである「デンカビッグスワンスタジアム」としてそこから東に進み新潟駅を目指して北上する。
萬代橋を渡ったところで1号線は新潟空港へ向かう。
2号線はそのまま北上、中央区役所から西に進み新潟市役所を経てJR白山駅へ。
そのまま越後線に直通運転させるというものだ。
そもそも信濃川の下に地下鉄を掘るという時点でこの計画の無理を感じるが、妄想で敷設する分には費用はかからない。
1号線の駅の配置は以下のようになる。
県スポーツ公園前
↓
長潟
↓
弁天橋
↓
鐙
↓
新潟駅
↓
万代
↓
万代島(フェリーターミナル入口)
↓
末広橋
↓
新潟空港
2号線は万代からさらに北上する。
万代
↓
鏡橋
↓
中央区役所前
↓
新潟市役所前
↓
白山駅前
↓
越後線と直通運転
という感じになるだろうか?
1号線は新潟空港という乗降客が期待できる駅があるので採算性に問題はない。
また2号線はJR白山駅の少し先からJR越後線に乗り入れる。
新潟大学前駅のひとつ先の内野駅まで直通運転なら採算性が見込めるのではないだろうか?
「中央区役所前駅」は「三越中央区役所前駅」としたかったが先日、三越新潟店の撤退を決めたので単体となってしまった。
という事でこの計画は自分の独断と偏見による仮想地下鉄だ。
実現する可能性はかなり低いと思われる。