アメリカで今ブームになっているのが植物性たんぱく質を使った「ビヨンドミート」だ。
この「ビヨンドミート」を使ったハンバーガーが「ビヨンドバーガー」と呼ばれている。
「ビヨンド」とは「beyond(超えて)」という意味だ。
「本物の肉を超えたハンバーガー」というところだろうか?
ところでこの「ビヨンドミート」にはマイクロソフトのビル・ゲイツや俳優のレオナルド・ディカプリオなども出資しており今後の動向が注視されている。
気になるその原料は「エンドウ豆」で日本の三井物産が2016年から出資をして日本市場に向けての準備を進めている。
近いうちに外食産業あたりから並び始めるのではないだろうか?
ところでこの「ビヨンドミート」の最大の売りは「植物」だけでできている事。
食べたことがある人によれば本物の肉とは若干の違和感があるものの「豆からできている」事を考慮すれば及第点のようだ。
確かに100%を求めるのはあまりにも無理を感じる。
ところでこの「疑似肉」は昔から開発をされており、皆さんの身近なところでは日清食品のカップヌードルの「謎肉」が有名だ。
この「謎肉」については日清食品がカップヌードルの発売46周年を記念して公式サイトでその正体を明らかにしている。
同サイトによれば「豚肉や大豆、玉ネギなどの素材をミンチ状にしてフリーズドライ加工をした」もののようだ。
これはこれで怪しいと思いながら美味しく食べていたような気がする。
また古きよき日本料理にも「疑似肉」は存在する。
「がんもどき」は精進料理の肉の代用品と作られた。
もちろんこれは宗教的な教えから生まれた産物だ。
もともと「ダイエットフード」として開発されてきた「ビヨンドミート」。
今後この「ビヨンドミート」はその宗教の垣根の超える可能性を秘めている。
ご存じ宗教的な理由から食事に関する制限のあるイスラム食などにも利用される可能性が高くなる。
次の戦争は水や食料の争いになると言われている。
確かに地球上で人口が増えてもそれを養っていくだけの水や食糧がなければ奪い合いになるは当たり前の事だ。
アメリカという国はエネルギーに関しても食料に関しては数年先を見据えて動いているような気がする。
日本は2,3年先で精一杯ではないだろうか?
例えば「さんま」もこのままいけば中国や台湾に先に取られてしまって高級魚になりかねない。
隣人に恵まれない国ならばマグロのように必要な魚は日本近海で「蓄養」すべきではないだろうか?