関東人のみならず「鎌倉」という名前にはブランド力がある。
関東にお住まいの方で一度も行かれた事が無い方は少ないのではないだろうか?
そもそも東京の文化はせいぜい400年ちょっとだ。(といっても実質的な都が400年も動いていない事じたい凄い事だが)
平城京や平安京を有する近畿圏に比べれば関東の歴史はまだ新しい。
その関東において800年の歴史を有する鎌倉はやはり別格の存在だ。
ところでシニアの皆様は自分も含めて「いいくに作ろう鎌倉幕府」で1192年を鎌倉幕府誕生の年として記憶していると思う。
ところが現在の社会科の教科書は1192年ではなく1185年となっている。
実をいうと1192年に頼朝が「征夷大将軍」に任命された事は事実だ。
ただその7年前の「壇ノ浦の戦い」で平家を滅ぼした時点で朝廷より実質的な地位を認めさせていた事により現在では1185年となっている。
という事で久しぶりに鎌倉に訪れてみようと思う。
都内から鎌倉を訪れる際には一般的に東京駅から「横須賀線」を利用する事が多い。
答えはもちろん東京駅から乗り換え無しで鎌倉に行く事ができるからだ。
時間に余裕のある方は北鎌倉駅で下車して「あじさい寺」として有名な「明月院」や臨済宗建長寺派の総本山である「建長寺」をお奨めする。
ただ建長寺まで来ると鎌倉のもっとも有名な観光地である「鶴岡八幡宮」は目と鼻の先になる。
健脚に自信のある方はスニーカー持参でいかがだろう。
ただ「鶴岡八幡宮」には鎌倉駅を降りて「材木座海岸」から続く参道もしくは「小町通り」からアプローチしたいものだ。
ベストは往路が参道で復路が「小町通り」だろう。
この「小町通り」は原宿並みの賑わいだ。
本来の静かなイメージの鎌倉を求めるならばむしろ避けてほうが良いかもしれない。
さて鎌倉駅に戻ったらほとんどの方の目的地は江ノ電で3つ先の長谷駅下車で向かう「鎌倉の大仏」だ。
そして「江の島」に寄った後に藤沢駅に向かって帰るというが一般的ではないだろうか?
コテコテではあるがこれはやむをえない。
そこで今回は少しスパイスを加えたいと思う。
最近、マンガやアニメの舞台となった場所を訪れる事を「聖地巡礼」というが鎌倉にもそれがあり最近、外国人を中心に話題になっている。
「スラムダンク」というバスケットボール漫画だが、その聖地が「鎌倉高校前駅」そばの「鎌倉高校駅前踏切」だ。
確かに海を背景にした踏切は絵になる。
次回の鎌倉旅行では予定にいれてみてはいかがだろうか?