「ドラレコ」とはドライブレコーダーの略だ。
ドライブレコーダーとは車の上部に小型カメラをつけて運転の記録を保持するものだ。
交通事故の際に正面の信号の色の確認等に役だっている。
そもそもこのドライブレコーダーはタクシーなど業務用の需要が多かったのだが、ここ最近は昨年、東名高速道路でおきたあおり運転による追突事故を契機に一般顧客にもかなり浸透してきている。
そもそも街中にはカメラが氾濫している。
このドラレコも加わるとかなりの犯罪抑止力が生まれるのではないだろうか?
最近では山手線の車両の中にもカメラがついたようだ。
もちろん犯罪抑止を目的としたものだが、ここまで来るとカメラに監視されているといっても過言ではない。
イギリスは世界でも有数のカメラ監視国家のようだ。
イギリス国内には5~600万台の監視カメラが設置されているという。
もちろん都市部が中心だろうが、一般市民はたえずそのカメラにいつも追いかけれられていることになる。
特に不倫など良からぬ関係にある男女は顔を出して歩けないのでうつむき加減になり余計に目立ってしまうのではないだろうか?
昔、高速道路にある「オービス(ORBIS)自動速度違反取締装置」に中年のカップルが写された場合は警察をその連絡をしないと聞いたことがある。
警察には「民事不介入」という大原則があるため、オービスの違反連絡をする事によりその家庭内に民事トラブルを起きる事を嫌ったというものだ。
実際にはそのようなこともなく取り締まるらしいのだが、そのような都市伝説が生まれるほど男女の写真はトラブルの元のようだ。
ましてや今後「顔認証システム」が進めば探偵会社の浮気調査などにも利用されかねない。
法律を置き去りにして技術はどんどん進んでいくのだ。
ドライブレコーダーは多いに賛成だ。
今後シニアのドライバーの心強い支えになってくれると思う。
ただそのドライブレコーダーが抑止力になると過信し過ぎると思わぬトラブルにも巻き込まれしまう。
煽られたら車を停めて決して窓もドアも開けない。
速やかに警察に連絡して、なおかつドライブレコーダーの記録媒体を提出するという流れがベストだろう。
間違ってもトラブルの相手と路上で口論してはいけないのだ。
ドライブレコーダーはあくまでも道具のひとつにすぎない。