最近は情報源も多くシニアの趣味も多様化しているが、圧倒的に人気なのはやはり「旅行」のようだ。
今回は今後もシニアの趣味の王様で有りつづけると思われる旅行に関連する趣味についていくつかとりあげてみる。
海外ではハワイ、台湾あたりはこの数年の定番のようである。
フランスのパリやスイスなどの欧州地域がその後に続く。
ここ数年の世界情勢を考えるとやはり安全な国や地域が選ばれていると思う。
国内では相変わらず各地の温泉が上位を占め、高野山など世界遺産に登録された地域も人気がある様である。
テーマ性を持たせたツアーも多く、従来の「広く浅く」から「狭く深く」へと移行しているようだ。
「廃線・未成線を巡る旅」や「工場夜景ツアー」などかなりマニアックなプランもでている。
子育ても終わり余裕ができた今、年に二回ぐらいは旅行をしたいものだ。
旅行に関連するものだが「釣り」は昔から安定した人気を誇る趣味だ。
最近では「釣り女子」、「釣りガール」など言葉も生まれて女性も増えてきている。
亡くなった開高健の本で知った中国の諺が凄い。
「一時間、幸せになりたかったら酒を飲みなさい。三日間、幸せになりたかったら結婚しなさい。八日間、幸せになりたかったら豚を殺して食べなさい。永遠に、幸せになりたかったら釣りを覚えなさい。」というものだ。
確かに太公望の方々が朝早くからいそいそと釣り場に出かけていく姿を見ると確かにそれだの魅力がある趣味なのかもしれない。
魚の生臭さが苦手な方はブラックバスなどの川や湖水よりも海釣りの方が良いかもしれない。
さて海外に旅行に行く際にもっともできたら良いものに「英会話」がある。
実はシニアの趣味の中で「英会話」は非常に人気があるのだ。
別にビジネス英会話ができる必要性はない。
街中での買い物に一役たてるだけで旅行の楽しみは倍増する。
「英会話」を勉強と捉えてしまうと壁の高さが一気にあがってしまう。
趣味と捉えて少しでも理解できたらラッキーと思えるぐらいで充分だと思う。
思えば生まれたての頃、知らない間に覚えた日本語を勉強した記憶を持っている方はいないだろう。
東南アジアの国々で流暢な英語を話す人々を見ていると「必要に迫られる」と言葉は習得できるのだと思う。
経済的に豊かな日本はその「必要に迫られる」ことが無いのだ。
もっと構えずに「英会話」を趣味として堪能して欲しい。
今後もシニアの人気の趣味については触れていきたいと思う。