ロト6を定期的に購入している。
12月16日抽選分についてはキャリーオーバーが加算された関係で一等はなんと5億1,500万円となった。
ちなみにキャリーオーバーについて説明しておく。
ロトの抽選において一等に該当するくじがなかった場合は賞金が次回の抽選に繰り越される。
といっても賞金に繰り越されるのではなく売り上げ金に加算されるところがミソである。
とはいえ一等に5億円がでるとなると購入する側の期待値もあがる。
つまりロトくじは更に売れるというわけだ。
まあこれはロトくじに限ったことではない。
昨今は年末ジャンボやザ・ビッグなども高額な賞金を売り物にして射幸心を煽っている。
ここまでくると宝くじ全般はバクチと同じだ。
胴元である国が一番儲かるという仕組みになる。
ただあくまでも税金なのだからとりあげて問題にする事もないだろう。
しかし12月16日5億円の大金を手にいれた人はその後まともな生活が出来ているのだろうか?
いつも気になるのが高額当選者のその後だ。
現実に当選者の手元にお金が来るのは2週間程度かかると言われている。
現金が入るまで具体的な行動は起こせないと思うが、当選者がサラリーマンならすでに1月の退職をほぼ決めているだろう。
今後は資産の形成よりも資産をいかに使うかの人生になるからだ。
まともな感覚で会社勤めが出来るとは思えない。
年間、仮に1,000万円で暮らしても50年かかる計算だ。
現在の日本において年間1,000万ならそれなりの暮らしができるはずだ。
仮に当選者が二十歳の若者でも70歳まで遊んで暮らせる。
仮に当選者がシニア世代なら残りの人生を鑑みて年間に使うべき金額は3,000万程度に跳ね上がるだろう。
もうこうなるとお金を使う事に疲れてしまうだろう。
もちろん寄付も良いだろうが、これをあまりオープンにやると収集がつかなくなるという。
ちなみに親族であろうと年間110万を超える金額を贈与すると贈与税が生じる。
多額の贈与はさらに税金を払う事になる。
そう考えると高額当選者のその後はあまり良い人生になるとも思えてこない。
ロトくじでも上限を1億円程度にして多くの人に分配するほうが不幸な人が生まれないような気がする。
ときれい事を訴えても高額賞金にしないと宝くじは売れない現実がある。
高額当選者は多額をお金を手にした日から苦悩の日々を過ごす事になるのかもしれない。